非常用の持ち出しセット


ピンクの防災リュック&リュックに詰め込む防災グッズ一式
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災害が起き、避難しなければならない時に持ち出す「非常用の持ち出しセット」。「防災リュック」や「非常持出袋」などの中に詰めて持ち出します。

避難中は、避難所生活や野宿生活になる恐れもあるため、非常用の持ち出しセットの中身が命綱になります。

<非常用の持ち出しセットの例&価格相場>
・飲料水(500ml程度の水を2~3本):約500円~
・非常食(チョコレートやクラッカーなど、最低でも1日分):約500円~
・マスク:約100円~
・ホイッスル:約300円~
・懐中電灯:約1000円~
・スマホ充電器(モバイルバッテリー):約1000円~
・ヘルメット:約2000円~
・着替え用の衣服、下着、靴下:約2000円~
・雨具:約1000円~
・作業道具(万能ナイフ、軍手、ガムテープ):約1000円~
・携帯ラジオ(手回し発電タイプなどは特におすすめ):約2000円~
・医療品(風邪薬、消毒液、軟骨、ばんそこうなど):約1000円~
・携帯トイレ:約200円~
・携帯用ブランケット:約1500円~
・予備の乾電池:約200円~
・その他日用品(ティッシュ、サランラップ、ゴミ袋、ライター、使い捨てカイロなど):約1000円~

この他にも、たとえば「レジャーシート」、「紙コップ」、「筆記用具」、「化粧品」など該当する防災グッズはまだまだありますが、何もかもを持ち出すこともできませんので、優先順位を付けて厳選する必要があります。

重さの上限は男性は15キロ、女性は10キロ程度にし、防災リュック1つに入るよう、量を調整することが大切です。

上記の品を全てそろえると、約1万円~1万5000円ほどの費用がかかります。とはいえノンブランド品やセール品でそろえれば、1万円以下に抑えることも可能。「懐中電灯」や「作業道具」などの日用品は、100円ショップで調達することもできます。

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自宅避難(二次避難)になった時の備蓄品


水のストック
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災害の状況によっては、自分の家が避難先となることもあります。

電気、ガス、交通などのライフラインが復旧するまでに何日もかかる恐れもあるので、自宅に食料や日用品を「備蓄」しておくことが、重要になってきます。

<備蓄品の例&価格相場>
・飲料水(2Lの水×5日分):約1000円~
・食料(缶詰やレトルト食品など簡単に調理できるものを5日分):約4000円~
・マスク(5日分):約500円~
・簡易トイレ&トイレットペーパー(20回分):約1000円~
・ビニール袋、ゴミ袋(5日分):約500円~
・給水用ポリタンク:約1500円~
・カセットコンロ&ボンベ:約3000円~
・紙コップ、紙皿、割りばし、ラップなど:約1000円~
・工具セット(修復作業も考慮しシャベル、バール、ノコギリ、ドライバーなど):約5000円~
・予備の乾電池:約200円~
・ローソク(5日分):約500円~
※1人暮らしで5日の避難生活を想定

飲料水や食料などは生きるために必須であり、備蓄が欠かせません。また、トイレが使用できなくなる恐れがあるため、簡易トイレも重要です。

ライフラインが止まっても5日程度(できれば1週間)はしのげるだけの備蓄品を用意しておくと心強いでしょう。

上記の品を全てそろえると、約1万5000円~2万円ほどの費用がかかります。ただし飲料水や食料は「賞味期限」があるため、定期的に入れ替える費用も考慮しなければなりません。

何日も電力がストップした時のことを考え、「大容量バッテリー」や「自家発電装置(ソーラーパネルなど)」を自宅に用意しておくとより安心でしょう。ただし、このような製品は最低でも数万円はかかり高額であるため、導入のハードルは高めです。