20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。

子宮筋腫が原因で経血量が多くなり、重度の貧血になっていた菜留子さん。婦人科へ行く前は、生理が止まらなくなり……。

貧血によりさまざまな症状が…

貧血がひどかったのは、子宮筋腫で経血量が多かったせいでした。そのため、夜はお風呂上がりに夜用ナプキンの上からショーツ型ナプキンをはき、念のためバスタオルも敷いて寝ていた菜留子さん。

ある夜中、すごくおなかが痛くて目が覚め、トイレに行こうとすると「どるん」とした感触が。見ると、5×10cmくらいの大きなレバーのような塊が出て驚きました。

生理は少量の経血がダラダラと続いて……。







※「イエベ」とは「イエローベース」の略で、黄色みを含んだ肌色タイプのこと。



婦人科へ行く前は、生理がピタっと止まらなくなっていました。
小さいナプキンをしていてもジーンズまで染みてしまったり、少量の経血がダラダラ続いたり……。

貧血だと肌も乾燥してくるので、かいてしまってカビの菌が入り、皮膚科へ行ったことも。
皮膚科の先生から、私の症状では吸湿発熱性がある機能性インナーはやめたほうが良いと言われました
でも、何枚か機能性インナーを持っているし、もったいないから私は着ていました。
保湿すればいいかなってね。

貧血で眠りも浅くなるんだそうです。
たしかに今より浅かったなと思います。
そして病院で「顔が黄色い」と初めて言われました。
看護師さんにはわかるんですね。

ただ体調は悪かったんだけど、ダイエットをしないのに体重が減ってうれしかったです。
まぁ、減っても57kgもあったんですけどね。

-----------------------

貧血が進行すると肌が乾燥するというのは、意外な関連ですね。さまざまつらい症状があり、さらに痩せてしまうと体力が落ちるので、どんどんしんどくなっていったのではないでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/菜留子
20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。