20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。

過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察で受けた子宮体がん検査が超絶痛くて……。

検査前に知りたかった!

子宮筋腫を取る手術をする前に、内診と子宮体がん、子宮頸がんの検査をおこなった菜留子さん。子宮体がんの検査があまりに痛くて、歯を食いしばって耐えなければなりませんでした。

あまりに痛かったので、家に帰ってから調べたら同じような人がたくさん。他にも検査の後で知った情報がたくさんあり……。



※子宮筋腫や子宮内膜症があっても、子宮体がん検査の際、特に痛みが発生することはありません。





これは思っただけで先生に聞かなかったのですが、聞けばよかったですね。
検査に必要な量が取れたか? ってことなのか、どういう意味か知らないけれど、私はそう思いました。



子宮体がん検査が超絶痛かった私。
検査前にも調べてはいたのですが、すごく痛かったという人の体験をたまたま(?)見つけられなかったようです。
なので、痛いなんて知らずに検査を受けました。

そういうことは、検査を受ける人全員が知っておくべきことなのでは、ないのかなと思いました。
説明義務はないのかしら?
私は知りたかった! ちゃんと説明が欲しかったです。

まぁ、痛いって言えば中止してくれるわけでもないと思うけど。
男性医師には痛みがわかりにくいかもしれませんが、どのくらいの痛さなのかを知っておいてもらえるといいですよね。

検査の後はぐったりして、お昼も食べられませんでした。
恐らく全身に力が入って疲れたのかな?

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医師の中には説明がそっけなかったり、説明下手の方もいますよね。性格だから仕方ない面もありますが、受ける側にとっては何もかも重大事項。丁寧に説明してもらえるとありがたいですね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

【天神先生からのアドバイス】
子宮体がん検査は、子宮内腔に細いチューブのような器具を入れて内膜を擦って細胞を採取する検査です。子宮筋腫や子宮内膜症があっても特に強い痛みが発生することはありません。ただし、子宮の入口が狭い人、つまり出産経験のない人や、帝王切開をされた人、閉経後の人の場合は器具が入りにくいことがあり、その際に痛みを生じます。そのため、力を入れていると余計に痛みを感じやすくなります。

また子宮内膜が薄い時期に採取すると十分な細胞が取れないときがたまにあります。しかし、手術前の検査としては悪性のものを除外しておく必要があるので必ず施行します。

著者/菜留子
20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。