20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)により子宮全摘出をした菜留子さん。その経験をマンガにされています。

過多月経による貧血がひどく、婦人科を受診した菜留子さん。子宮筋腫が7個くらいもできていることがわかり、手術をすることになりました。手術前診察をし、手術の説明を聞いていたら疑問が……。

内視鏡は小さい穴しか開けないのに…

子宮体がん検査は痛みを感じることがあることを、前もって説明してほしかったと思った菜留子さん。検査をした医師から「取れたかどうかわからないけど」と言われ、だったらやらなくても……とも思いました。

検査後、手術についての説明を聞いていたとき、小さい穴しか開けない腹腔鏡下手術は筋腫をどこから取り出すのか気になって……。





過多月経と貧血がつらく、早く手術がしたかったので開腹手術を選びましたが、腹腔鏡下手術はどうやって筋腫を取り出すのかな?と疑問に思い、聞いてみました。
腟からと聞いて驚きましたが、腹部の傷の1カ所を少しだけ大きめにしてそこから取り出す場合もあり、ケースバイケースだそうです。

そして手術をするときの体位は、腹腔鏡下手術でも開腹手術でも、内診台に乗るときのスタイルでおこなうそうです。

多分、どんな体位で手術をするかまでは説明しないと思うから、知らない人も多いのではないでしょうか?

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内診台に乗るときのスタイルで手術をおこなうというのも驚きますが、さらに筋腫を腟から出すこともあると聞いてびっくり。医学ってすごいですね。

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監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

著者/菜留子
20代で甲状腺がん(甲状腺ろ胞がん)、アラフィフで子宮筋腫(子宮内膜症、子宮腺筋症も)で全摘出。現在は、更年期障害でいろいろなことが面倒くさいアラフィフ独身、高齢の母と暮らしている。