子供の病気やケガに備えて、医療保険に加入するべきか考えているご家族も多いことでしょう。日本は公的保障が充実しているので、あえて民間の医療保険に加入する必要があるかどうか悩むところ。子供が医療保険に加入した場合のメリット、デメリットにはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。

子供の医療保険の加入率

生命保険文化センターが平成30年に発表した「生命保険に関する全国実態調査」によると、子供(未婚で就学前・就学中)の生命保険への加入率は51.1%でした。

就学前・就学中の子供が万が一死亡したときに親が死亡保険金を求めるケースは基本的にありませんので、加入率は病気やケガをした際に保障される医療保険への加入率と考えて良いでしょう。二人に一人が何らかの保険に加入しているイメージです。

出典:生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」平成30年度 (21頁参照)

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子供の医療保険の種類は3つ


医療保険
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「定期型」

定期型は加入時に保険期間が定められている契約パターンです。例えば「15歳で保険期間が満了する」「保険期間を10年で契約する」など期間を区切ることで保険料を安く抑えることができます。また生協などの共済は、あらかじめ契約が終了する年齢を定めている商品もあります。

「終身型」

民間の生命保険会社の医療保険には0歳から加入、保険期間を終身に設定できるものがあります。終身型は保険期間の定めがなく、保険料を支払っていれば保障が続く契約方式です。被保険者の加入年齢が若ければ保険料が安くなり、その保険料が解約するまではずっと継続することが特徴です。

「学資保険の特約」

教育費を貯める手段として根強い人気の学資保険ですが、保険会社によっては特約で医療保障を準備しています。一つの契約で教育費と医療保障の両方を準備できるため人気はありますが、医療保障を準備するための費用が含まれているので「お金の増え方」という側面では特約なしの商品に負けてしまいます。