銀行など、金融機関に預けたお金には利子がつきますが、利子の種類は一つではないことを知っていますか?大きく分けると「単利」と「複利」という種類に分けることができます。

相対性理論で有名な物理学者、アルバート・アインシュタインがお金にまつわる有名な言葉を残しています。

「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」

この言葉は、貯金や投資をする時の利息や利子などの増え方を表したものだと考えられます。今回はこの「複利」の特徴や仕組み、効果について、単利と比較しながら解説していきます。

単利とは?

さて「単利」と「複利」という言葉を使いましたが、そもそも単利とは何を指すのでしょうか?単利とは、利息を計算する時に用いる計算方法の一つで、最初の元金(元本)にのみ利息がつくことをいいます。

仮に1万円を年利5%で預けると、一年後の元本と利息を合わせた金額は1万500円になります。単利だと2年目の利息も5%で500円ですので、元本と利息を合わせて残高は1万1000円となります。

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複利とは?

続いて複利です。複利とは利息が元のお金(元本)に組み入れられ、それが次の利息が計算されるにあたって使われる元本となる計算式です。雪だるま式とも言えますが、簡単に言うと「利子が利子を呼ぶ」というようなイメージです。