これまでの電気・ガス・水道などの公共料金の支払いは、昔は口座振替が多いイメージでした。しかし今はクレジットカード払いにする方も増えています。なぜならポイント還元が受けられるなどメリットがあるからです。支払い方法としてはどっちが良いのでしょうか。メリットとデメリットを上げて考えてみましょう。

【1】公共料金の支払い方法の種類は

公共料金に限らず料金を支払う方法で皆さんが思いつくのはどんなものでしょうか?

●現金払い
集金払いともいいますが、集金にきた事業者に直接現金で支払う方法です。新聞料金などは集金払いの家庭がまだまだ多いようです。

●口座振替
銀行口座を登録し利用代金を引き落とす方法。これまでの公共料金の利用代金の回収の主流といえるものです。

●コンビニ払い
口座振替の手続きを行っていない場合に多く採用されている方法です。コンビニの店頭で支払い票を使い現金で支払います。なお、このように利用代金をコンビニや金融機関の店頭で支払うことを収納代行サービスといいます。

●クレジットカード払い
近年、非常に増えているのがクレジットカードを利用して支払う方法です。事業者としては漏れなく利用代金を回収できることや集金の手間がないことなどのメリットがあり、利用者側でも手間がかからないことなどもあり急速に普及してきています。

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【2】クレジットカードで支払うことができる公共料金は?


公共料金の請求書
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さて便利なクレジットカード払いですが、公共料金の全てがクレジットカードで支払えるのでしょうか?

●電気
いわゆる大手電力会社は全て対応しています。また新電力と言われる電力自由化で新しく電力販売事業に参入してきた電力会社のなかには支払いはクレジットカードのみOKという会社もあります。

●ガス
大手都市ガス会社であればクレジットカード払いがOKですが、プロパンガスのみのガス会社ではクレジットカード払いに対応しているところはまだ少ないようです。

●水道
政令指定都市では対応している場合がありますが多くの市町村では対応していません。これは、水道は市町村単位で経営されており、カード会社へ支払う手数料・水道料金システムの対応経費等の関係から各市町村単位での判断になるためです。

●携帯電話
大手はもとより格安携帯といわれる会社を含め、クレジットカード払いに対応しています。

●新聞
全国紙は全て対応。地方紙も対応している新聞社が増えてきました。

皆さんのお住まいの地域ではいかがでしょうか?ガスや水道は難しくても、電気と携帯電話代は対応しているのではないでしょうか?

ではこれらの公共料金をクレジットカードで払うメリットを次に紹介していきます。