2023年は三井グループ350周年。三井グループではこの節目にあたり、2023年度から2027年度の5年間、グループの存在意義を再確認しながら、社会課題の解決に取り組む姿勢を体現すべく記念事業を実施します。

三井グループ25社による社会課題解決に向けた取り組みを開始

三井グループの元祖「三井高利」が江戸に進出し日本橋に越後屋を出店した1673年から350年の節目となる2023年。
「みついのちからを、みらいのひとに。」をコンセプトメッセージとして、若い世代の育成・支援活動および、公益に寄与する三井グループ関連団体に対する支援活動などを行い、さまざまな分野での社会貢献を行います。

1. 「三井みらいチャレンジャーズオーディション」プロジェクト

「事業・社会活動」「研究・留学」「カルチャー創造」の三分野で、未来に向けた良き社会づくりに夢や目標を持ち、チャレンジする若者を発掘するオーディションを開催します。

2023年度に参加していただいた応募者の中からオーディション通過者「チャレンジャーズ」を選出し、2027年度まで継続的に支援を行っていく予定です。

【2023年度開催スケジュール(予定)】
・2023年6月2日(金) 募集要項発表
・2023年8月上旬 募集開始
・2024年3月 オーディション結果発表

【募集部門】
「事業・社会活動部門」
新しい事業や社会貢献活動によって、世の中にイノベーションを起こそうとしている人
「研究・留学部門」
より良い未来の社会を目指し、これから様々なことを学び、研究しようとしている人
「カルチャー創造部門」
自らの文化芸術活動を通じて新しいカルチャーや価値観の創造に挑もうとしている人

事前エントリーや詳細は下記サイトで公開中
MITSUI MIRAI CHALLENGERS AUDITION | 三井グループ350周年記念事業 (mitsui350th.com)

2. 三井&日本赤十字社・青少年赤十字連携プロジェクト
世界192の国・地域のネットワークと、約1.4万校に及ぶ国内の学校教育現場、約350万人の生徒を抱え、人道、国際交流、相互理解、社会貢献、健康、衛生、安全、防災といったさまざまな力を育むプログラムを展開している青少年赤十字と連携し、未来を担う子供たちに世界の平和を支える力を育むプログラムを展開します。

【2023年度のスケジュール(予定)】
・2023年11月17~22日 支部訪問プログラム
・2023年11月23~25日 全国国際交流集会プログラム

3. 三井文庫:所蔵史料バーチャル(デジタル)アーカイブ事業
三井文庫が保有する、約10万点にも及ぶ貴重な江戸時代から近代に至る三井の古文書類や経営資料の数々。
このうち特に重要な史料のデジタル化に取り組み、広くバーチャル空間での閲覧を可能にすることで、貴重な史料の維持保存と利用者の利便性向上の両立をめざします。

4. 三井記念美術館 特別展「三井高利と越後屋」開催

この350周年の節目に際し、あらためて「三井の歴史」を振り返り、世の中に発信する機会として、元祖「三井高利」を中心とした特別展「三井高利と越後屋」を2023年夏に三井記念美術館で開催します。
開催期間 令和5年(2023)6月28日(水)~8月31日(木)

5. 三井記念病院:医療提供レベル充実のための支援
1906年に慈善病院として設立され、現在では地元を中心としつつ、先進医療を支える高度急性期病院として医療分野における重要な社会基盤となっている三井記念病院に対し、より安心・安全かつ質の高い医療提供を可能とするための支援を実施します。


三井グループ350周年記念事業実行委員長であり三井不動産株式会社代表取締役会長でもある菰田正信氏は、
「急激な気候変動や国際情勢の緊張により、先々の見通しはますます困難になっています。このような困難な時代だからこそ、グループ一同が力をあわせて、未来に繋がる社会貢献に取り組むことが大きな使命だと考えております」
とコメントしています。

三井家の元祖である三井高利の「若い世代へ意思を引き継ぎ、未来を創る」姿勢は現代社会での三井グループの取り組みと驚くほど似ているという菰田氏。

記念事業というと少し固いイメージを持つかもしれませんが、「三井みらいチャレンジャーズオーディション」などは、若い世代の人にも関心が高いプロジェクトのはず。
350周年の歴史の貴重な資料に興味がある方も、世界的な社会貢献や夢に挑戦している若者も、本プロジェクトの展開にぜひご注目ください。

【参考】
※公式サイト
https://www.mitsui350th.com/