その後、生理のたびに起こる痛みと発熱
市民病院では、「5cm以上に腫れた卵巣は、捻転の危険性がある。次に破裂したら緊急オペになるので、そうなる前に手術でチョコレート嚢腫を摘出したほうが良い」と説明を受けました。
チョコレート嚢腫は早期にホルモン剤治療などを始めれば、進行を抑えることができるそうです。私は気付いたのが遅く、手術で摘出せざるを得なくなりました。しかし、すぐに手術をする決断には至りませんでした。
移動して間もない職場では長期の休み希望を切り出しにくいこともありましたが、何より手術が怖かったのです。しかし、その後の生理では今までよりも強い痛みと、発熱までするようになりました。
またその次の生理のときは40度の高熱が下がらずに入院。本当につらい思いをして、やっと手術に踏み切ることができました。
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手術後から現在まで
私の卵巣は左は約3cm、右は約8cmまで腫れていました。両方切除することで女性ホルモンが分泌されずに更年期の症状が出てくるので、右は卵巣ごと切除し左は嚢腫のみを切除し、卵巣は温存しました。
温存するということは再発のリスクがあるので、生理が来ないようにするためのホルモン剤を術後から飲み続けています。手術はやはり痛みも不安も伴いましたが、卵巣を切除し、薬のおかげで生理もストップし、生理痛に苦しむことも、そして何よりいつ卵巣が破裂するのか……という恐怖からは解放されています。