![大阪を代表する賑やかな商店街の先に、伝説の名店を引き継ぐ釜揚うどん店がある!](https://assets.mama.aacdn.jp/2023/11/1221171835_654ab242e367a7_70248250.jpg)
旅人へひとこと
大阪に来て、アーケードの商店街でお買い物を楽しんだ後は、ほっこり美味しい釜揚うどんを味わってほしい!
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千林商店街を抜けたところに佇むうどん店があります。
それがご夫婦で仲良く営む『山田製麺所』です。
このお店、ご夫婦の掛け合いが実に面白くて、お店の扉を開けなくても、中から賑やかな笑い声が聞こえてきます。
こちらは珍しいことに「釜揚うどん専門店」で、かけうどんもなければ、きつねうどんも天ぷらうどんも一切ありません。
というのも、こちらの大将が修業されたお店に起因します。
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そのお店とは、昭和47年に開店し、みんなに愛され、惜しまれながら平成28年、44年間の長き歴史に幕を下ろした『釜揚うどん 一忠(いっちゅう)』(大阪府八尾市)です。
関西うどん界では「大阪の宝」ともいわれた釜揚うどんの専門店で、閉店される間際には、別れを惜しむ人々でお店を何周も取り囲む長蛇の列を作っていました。
今ではその伝説を継承するお店が、この『山田製麺所』になります。
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まず、このお店に着席すると、生姜のかたまりが運ばれてきます。これを自分が食べられるだけすりおろすのが最初の作業になります。
これを私は「SSS(しょうが・すり・すり)」と呼んでいます(笑)
つけ出汁を何杯もお替わりしちゃう私は、ついつい多めにおろしてしまいます。
もちろん、生姜の代金などは要らないので、心配ご無用。
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次の作業は、こちらの薬味コーナーから、鰹の佃煮と昆布を取り分けること。
もちろん、こちらも無料でいただけます。
さあ、準備は完了しました。あとは、メインディッシュの到着を待つのみです。
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身体の芯からポカポカ温まる、これが伝説の絶品「釜揚うどん」
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出来上がってきたのは、2玉入りの「釜揚うどん」です。
「えっ、2玉も多すぎない?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、不思議と釜揚うどんはすっと胃の中に入っていくんですよね。
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さあ、熱々のうどんをつけ出汁にくぐらせましょう。
私の食べ方は、まずは薬味を入れない素のままのつけ出汁でいただきます。
醤油のいい香りと小麦の香りが鼻から抜けていくのがたまりません。
「釜揚うどん」はシンプルなメニューですが、それゆえ誤魔化しがきかない難しさがあるんですよね。
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そして、次は薬味の投入です。
生姜、ネギ、天かす、ゴマ、七味を惜しげもなく入れていただきます。
色んな薬味のうま味が複合して、実に美味い。これぞ、まさに味変ですね。
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こうなったら、ごはんもいただきましょう。
これ、「かやくご飯」ではありません。「出汁ごはん」なんです。
出汁で炊いたご飯で、具などは無くこちらも実にシンプル。
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ここで登場するのが、鰹の佃煮と昆布です。
これが実に出汁ごはんにマッチして美味しいんですよね。
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ごちそうさまでした。
ダイエー発祥の地、千林商店街でお買い物を楽しみましょう。
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京阪電車の千林駅を降りたら、目の前はアーケードの商店街。
「大阪三大商店街」のひとつと言われる「千林商店街」です。100年以上の歴史を持ち、200店舗以上のお店が出迎えてくれます。
休日にもなると、たくさんの方々が楽しくショッピングを楽しんでいますよ。
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商店街というと、近年では大型ショッピングセンターなどにおされて、シャッター通りが多く見受けられますが、ここはそんなのどこ吹く風。
あの「ダイエー」1号店を生んだ商店街として、今なお地元の人に長年愛され続けている下町の商店街です。
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関西ローカル番組などで、大阪人のインタビューというと、必ずと言っていいほど登場するのが、この商店街です。
商いの町でもある大阪、その中でもこちらは、コテコテ大阪人の中心地なのかも知れませんね(笑)
■こちらでもオススメのお店などを紹介しています!
ブログ:http://kbtigers2.blog.fc2.com/
釜揚うどん 山田製麺所
〒535-0021 大阪府大阪市旭区清水2丁目12-4
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*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。
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ライター:麺探偵