![5人家族の食費は1ヶ月平均96,968円!一週間の食費内訳や節約術を紹介!](https://assets.mama.aacdn.jp/2023/11/1440530317_65602a4f88e234_25446193.png)
総務省の調べによると、5人家族の1ヶ月の平均食費は96,968円かかっています。
そのため、食費のやりくりに苦労しているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、5人家族の平均食費の内訳や節約術について解説します。
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5人家族の1ヶ月の平均食費は96,968円!
総務省の「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」を参照すると、2022年度の5人家族における1ヶ月あたりの平均食費は96,968円であることがわかりました。
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参照:家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表|総務省統計局e-Stat
内訳は、穀類・魚介類・肉類・乳卵類・野菜・海藻・果物などの「食材費」で約4.1万円(42.5%)、次いで「外食費」が約1.7万円(18.1%)、「調理食品」が約1.3万円(14.38%)と続きます。
5人家族で食費の節約を考える際は、1ヶ月あたり約9.7万円を指標として食費の見直しをするのがおすすめです。
1ヶ月あたりの理想的な食費(エンゲル係数)は生活費の約27.15%が目安
5人家族における1ヶ月あたりの理想的な食費を考える上で、重要な指標となるのが「エンゲル係数」です。
「エンゲル係数」とは?
エンゲル係数とは、家計の消費支出における食料費の割合を示した数値。
総務省の「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」によると、2022年度の5人家族におけるエンゲル係数は27.15%となっています。
参照:家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表|総務省統計局e-Stat
1ヶ月あたりの支出額を算出し、エンゲル係数を用いて計算をすることで理想的な食費の目安がわかります。
ご自身の家計収支と照らし合わせて、理想的な食費がいくらになるのかを計算してみましょう。
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過去5年間の5人家族の平均食費
ここで、過去5年間の5人家族の平均食費についても見てみましょう。
総務省統計局が公開する各年度の「家計調査(家計収支編)」を参照すると、過去5年間の5人家族における1ヶ月あたりの平均食費は次のとおりとなっています。
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参照:各年次 家計調査(家計収支編)第3-1表|総務省統計局e-Stat
基本的には毎年9万円程度となっていますが、2020年を皮切りに食材の価格が高騰しており、それに伴い平均食費も上昇傾向にあります。
食費の目安を計算する際は、昨年度よりも5,000円程度の費用を上乗せして考えたほうが、余裕のある家計管理ができるでしょう。
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5人家族の食費シミュレーション
総務省の「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」では、5人家族における1ヶ月あたりの食費割合は27.1%でしたが、一般的に1ヶ月あたりの食費は手取り収入の15〜20%程度に抑えたほうが良いとされています。
それらを踏まえた上で、手取り収入における理想的な食費のシミュレーションをみてみましょう。
5人家族で手取り50万円の場合、食費割合を27%程度に抑えた場合は約135,000円を食費に充てられる計算です。
1ヶ月を30日で計算した場合、1日あたり4,500円を食費として使える計算になるので、自炊をしたり、外食を控えたりすれば、まだまだ食費を節約する余地があるといえそうです。
ただし、5人家族世帯においては子供の年齢によっても食費は大きく変動します。
ここからは、子供の年齢ごとに分けて具体的な食費シミュレーションをみていきましょう。
子供の年代別 食費シミュレーション
一番上の子供が幼児の場合
一番上の子供が小学生の場合
一番上の子供が中学生以上の場合
一番上の子供が幼児の場合
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※大人2人の平均食費は総務省統計局「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」を参照
上記のシミュレーションでは、幼稚園児または乳児1人あたりの食費を大人0.5人分(約16,893円)として計算しています。
ただし、新生児の場合はミルク代で月5,000円ほど、離乳食を自炊した場合で月5,000円ほど、ベビーフードの購入で月10,000円ほどの費用で済むケースも少なくありません。
また、新生児を完全母乳で育児する場合は、子供の食費はほとんどかからないため、実際には上記のシミュレーション結果よりも食費がかからないことが想定されます。
一番上の子供が小学生の場合
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※大人2人の平均食費は総務省統計局「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」を参照
小学生の子供がいる場合、大人の約半分ほどの食費がかかるものと考えられます。
ただし、成長期には食事量が増えるため、子供の年齢によっては大人とほぼ同額の食費がかかる場合もあります。
小学校高学年の子供がいる場合は、大人0.5人分の食費に+5,000円程度の費用を見積もっておくのが良いでしょう。
一番上の子供が中学生以上の場合
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※大人2人の平均食費は総務省統計局「家計調査(家計収支編)2022年 第3-1表」を参照
中学生や高校生の食費は、大人1人分として計算します。
上記のシミュレーションでは、大人4.5人分で計算しているため、1ヶ月あたりの食費は約15.2万円です。
これまでに解説した5人家族における理想的な食費を踏まえると、食費が家計を大きく圧迫しているように見えますが、育ち盛りの高校生や中学生がいる家庭では必要経費と捉える必要があるでしょう。