アラフォーの私は在宅ワーカー。子育てをしながら昼間は家でパソコン仕事をしています。しかし先日、いても立ってもいられないほどの肩と腕の痛みに襲われて病院を行脚することに。ただ椅子に座って腕を降ろしているだけでも冷や汗が出るような痛みで、仕事はもちろん料理・洗濯といった家事もできません。ベッドに横になって過ごす日々を経て、思い切って整形外科を受診して判明した原因は、まさかの習慣でした。
関節痛?発熱を境に動かせなくなった肩
私は自宅でwebライターをしていて、毎朝家族を学校や職場へ送り出してからはほぼ1日中パソコンに向かっています。繁忙期は家族が寝静まった深夜に仕事をすることもあり、寝不足も日常。目や首、肩に疲れがたまっていることは自覚していました。
仕事のためか日に日に肩の痛みは強くなりますが、手のひらサイズのマッサージボールを肩の下に入れて横になりグリグリほぐす……といったセルフケアでしのぐ日々。「ここ数日、忙しかったからなぁ」と栄養ドリンクでカツを入れて気にしないように過ごしていたのですが……。
ある日の夕方、39℃近い発熱とともに肩甲骨周りが急激に痛み、腕を動かせなくなりました。座っているだけなのに肩や腕が痛くて冷や汗をかき、鎮痛剤なしでは家事もできません。私は「不摂生な生活で抵抗力が弱ってインフルエンザに感染したかも!?肩の痛みは発熱による関節痛?」と思い、翌朝内科へ駆け込みました。
検査を受けるとインフルエンザや新型コロナウイルスは陰性でしたが、医師によると「ほかの感染症や風邪でも関節が痛むことがあります。肩は様子を見ましょう」とのこと。風邪薬とともに解熱・鎮痛剤と湿布薬を処方してもらいました。
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整形外科でわかった本当の理由とは
内科を受診してから2~3日で熱は下がり、風邪症状も落ち着きました。しかし、肩の痛みだけは治りません。鎮痛剤を飲んでいても湿布を貼っていても痛いので、私は仕事を休み、家事も育児も夫に任せてひたすら腕を動かさずベッドに横になる日々。「ただの関節痛じゃないのでは……」とだんだんと不安になります。
「四十肩? マッサージボールで押し過ぎて肉離れになった? それとも重病の予兆?」と炎症やけがの可能性も考え、風邪が治るのを待って改めて病院を受診することにしました。今度は整形外科です。
医師にこれまでの症状を説明し、可動域のチェックやエックス線撮影を終えて診察室で病名が告げられたのですが……。数日間苦しめられた我慢できないほどの痛みの正体。それはなんと……「肩凝り」でした。私は思わず「え? 肩凝りですか?」と聞き返します。医師からは「そうですね。あえて病名をお伝えするなら、頚性神経筋症候群(けいせいしんけいきん しょうこうぐん)ですね」と言われました。
重病やけがの可能性を気にしていたので、私は拍子抜け。それと同時に、「肩凝りでもこんなに痛むことがあるのか」と大層驚きました。「ただの肩凝りだから大丈夫」とスルーできるような痛みではなかったのです!