まさかの原因と間違えていた対処法



まず気になるのは、これほどの痛みに発展した肩凝りの原因です。私は「仕事で長時間使うパソコンの影響かもしれません」と医師に伝えました。しかし、原因はそれだけではありませんでした。医師からは「パソコンも注意すべきですが、さらに気を付けてほしいモノがあります」と言われました。それは、なんとスマートフォン!

私にとってスマートフォンの存在は生活の一部。手が届く範囲にあるのが当たり前で、家族や友人と連絡を取るために使用するほか、調べもの、SNSのチェック、読書もスマホでしています。寝る前にスマホでマンガや本を読む時間が至福のご褒美タイム。気付くと同じ姿勢で1時間も2時間も画面をのぞきっぱなしということも日常茶飯事です。どうやら、この習慣が良くなかったようで……。「長時間同じ姿勢で過ごす」ことが、肩と首に大きな負担をかけ、痛みの最大の要因となっていました。

医師によると、私の痛みへの対処法も間違えていたようです。今回の症状は、ただベッドに横になっているだけでは改善しないのだとか。「とにかく運動習慣を作ってくださいね! 動いて治しましょう!」とアドバイスを受けました。さらに、冷やすのではなく、温めるのがおすすめとのこと。

腕周りを動かす体操や全身運動をする、仕事中は40分に1回は休憩する、スマホでの読書は控える、湯船に浸かる、こうした対処法を教えてもらい実行に移しています。

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まとめ

肩の痛みは完全には治っていませんが、整形外科で受けたアドバイスを守り、鎮痛剤に頼らずに過ごせるようになってきました。「スマホに依存し過ぎていたし、年齢とともに運動不足も加速していたな……」と反省しきりです。仕事中でも意識的に休憩タイムを作り、体を動かし、スマホを同じ姿勢で見続けない生活を続けることで、元気な肩を取り戻したいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。

イラスト/おんたま

著者/さきた あや(38歳)
9歳と5歳の子どもを育てるママライター。子どもたちの忖度なしの言葉の数々に年齢を痛感し、エイジングケアに励み中。アラフォー世代のリアルな体験談をお届けします。