男の子を育てながら在宅でマンガを描いている神谷もちさんが、友人の体験をもとに夫婦のすれ違いを描いたマンガ。

娘・はるかさんのことすべて妻のキリコさんが対応していたら、それが当たり前になって何もしなくなった夫・てつおさん。キリコさんがSOSを出しても「わからない」というばかりで、キリコさんは次第に諦めるようになりました。

言っても無駄なのはわかっているけど

不機嫌な様子のキリコさんに、「洗い物しようか?」と声をかけたてつおさん。しかし、何を言っても拒否され、ストレートに「なんで怒ってんの?」と聞いても「別に」と言われてしまいました。「別にって態度じゃないだろうよ! ご機嫌とってもダメ、聞いても答えない。じゃーどうしろっていうんだよ!」とイラつくてつおさんなのでした。

キリコさんは「洗い物しようか?」と言われても……。

















洗い物!? うまい肉!? ……私はただ、靴下を裏返しにするなって言ってんだよ!
今まで何回行ったと思ってる!?
なんで何回言っても直らない?

私のお願いなんてすぐ忘れるくせに、ビクビクご機嫌取りしてんじゃないわよ。
言っても無駄なのはわかっているけど、私は怒りを飲み込めるほどできた人間じゃない。

そうして私は不機嫌の鎧(よろい)をまとった。
ねえ、これって私が悪いの?

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靴下のことをささいなことと思ってまるで気にしていないてつおさんと、ささいなことなのにやらない夫にイラ立つキリコさん。論点が見事にすれ違っていて、解決方法が見えません。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

著者/神谷もち
2019年、男の子を出産したアラフォーママ。現在育児をしながら在宅でイラストやマンガを描く仕事をしている。