義母の末路は

「本当は今晩、最後の正月を済ませたらこれを渡そうと思っていた」。そう言って、義父が義母に突き付けたものは……そう、離婚届だったのです。

「な、何これ!?」

義父は怒りを抑えて語りました。「お前と同じ墓には入らん。そもそも俺たちは会社の都合による政略結婚。それでも仲良くしようと思った俺をお前は見下し続けてきた。今回の件も許せん。息子が選んだすてきな嫁さんに支払いをさせ、ひどい仕打ちをするなんて……」

実は義父、これまで義母から受けたさまざまな嫌がらせの証拠も確保していました。義母は、義父の会社が再建したのは自分のおかげと吹聴し、仕事を手伝うどころか散在し放題。子育てや義父の両親の介護もすべて義父任せで、妻や母親としての愛情や責任感など皆無だったそうです。

逆ギレして話にならない義母を置いて私たちは寿司屋へ。その後義父は弁護士を立て、無事離婚が成立しました。事前にこの話を聞いていた私たちは、予定通り新築の一戸建てに義父を迎え入れ、今では仲良く3人で同居をしています。

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お正月から、とんでもない義母による嫌がらせを受けそうになりましたが、夫と義父のおかげで溜飲が下がりました。義父も無事離婚できて結果オーライだったのではないでしょうか。

著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと
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