アオダモは、日本の山地で自生しているのをよく見かけるように、昔から日本人に親しまれてきました。丈夫で環境に馴染みやすく、管理の手間がかからないので庭木として取り入れられることが多い、人気の樹種です。この記事では、アオダモの基本情報や性質、庭木として人気な理由に、詳しい育て方などをご紹介します。
アオダモの基本情報
植物名:アオダモ
学名:Fraxinus lanuginosa
英名:Fraxinus lanuginosa
和名:アオダモ(青梻)
その他の名前:コバノトネリコ、アオタゴ
科名:モクセイ科
属名:トネリコ属
原産地:日本、朝鮮半島など
分類:落葉高木
アオダモは、モクセイ科トネリコ属の落葉高木です。原産地は日本、朝鮮半島など。北海道から九州までの山地で自生してきた雑木で、日本の暑さや寒さに強い性質です。
アオダモは自然樹形で10〜15mに達し、高木に分類されています。「そんなに大きくなるんだったら、持て余してしまいそう」と、ガーデンに取り入れることにためらいを感じるかもしれませんが、これはあくまで自然の状態で、例えば山野で育った場合の最終樹高です。毎年、冬の休眠期に適切な剪定を行えば、好みの高さに抑えることができるので、ご心配なく。自然樹形が美しく、庭にナチュラルな雰囲気をもたらす、人気の高い庭木です。
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アオダモの花や葉の特徴
園芸分類:庭木・花木
開花時期:4〜5月
樹高:10〜15m
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:白
アオダモは、4〜5月に花を咲かせます。花色は、清楚なピュアホワイト、またはやや黄色味を感じるアイボリーです。一つひとつの花は5〜6mmと小さいのですが、花穂を伸ばして多数の花をつけ、それが木全体を覆うように咲き誇るので、満開の時にはみずみずしいグリーンの葉全体に雪をまとったような姿となり、とても見ごたえがあります。