トイレで大きいほうをすると、血のような赤いものが付くと気付きました。場所が場所だけに、病院を受診するのも気が引けた私でしたが、覚悟を決めて病院へ行ってよかったと思った体験談です。

これは…血!?

40歳を過ぎたある日、トイレで「便に血が付いているかもしれない」と気が付きました。血はほんのわずかで、よく見ないとわからない程度。それから注意するようにしましたが、血らしき付着の頻度も月に1回ほどです。「たぶん慢性的な便秘のせいだろう」と特に気にせず、そのまま過ごしていました。

しかし、次第に血が付着した便の回数は増えていき、排便痛や生理がない日にも血液らしきものが付くようになっていました。それから2年後、ようやく病院に行ったほうがよいと思い始めたのです。

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大腸がん検診の結果は

しかし、「恥ずかしい!」という気持ちが勝り、早々に決心はにぶります。どうしたものかと考えた末に、大腸がん検診を受けてみることにしました。便に血液が付着しているかがわかる検査なので、家で済ませられます。

早速、検査キットを近所の小さな病院でもらい、すぐに便を取って持っていきました。検査の結果は陽性。先生から「痔はありませんか?」と聞かれましたが、心当たりはありません。その病院では詳しい検査ができなかったので、内視鏡検査ができる総合病院に行くことになりました。「結局、おしりを人に見せることになるのか……」と、がっかりしたことを覚えています。