お小遣いは定額制と歩合制のどっち?お小遣いの平均金額は?
定額制と歩合制のどちらでも多くのことが学べます。お金があれば欲しいものが手に入り、使えばなくなる、ムダ遣いをしていると本当に欲しいものが買えず大きな我慢をしなければならない、少しずつでも貯めていくと結構貯まる。でも、大きなものを買えばお金はあっという間になくなるなどです。
では、定額制と歩合制の違いはなんでしょう。例えるなら、定額制がサラリーマン、歩合制が自営業という感じかもしれません。
サラリーマンは、風邪をひいて数日休んでも収入を得られ先々の計画が立てやすいのが特徴です。1ヵ月の中で一定のやり繰りと決まった額の貯金をしていけば、そのうち大きな買い物ができるようになります。
一方、自営業は仕事をするほど収入は増えますが、風邪で休むと無収入になるため、不安定で先々の計画が立てにくい状況です。より“お金“について“リアル”に感じる立場ともいえます。
どちらがいいかは賛否両論あります。子供のうちからお金のためにお手伝いをする(働く)のは、家族の役に立つという本来の意味を見失うため好ましくないという意見があります。
一方で、お金は降ってわいてくるものではないこと、働く大切さを学べるという意見もあります。
ちなみに我が家は歩合制。定額のときもありましたが、そもそも頼んでも家の手伝いをしてくれないお恥ずかしい家庭でした。なのに、お小遣いをもらう時だけニヤニヤすり寄ってくる。
悶々としてきたので歩合へ変更(笑)。こんな感じで、親の考えや子どもの性格によって使い分けていいのかもしれません。
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子供のお小遣いの全国平均は?小学生、中学生、高校生はいくら?
金融広報委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(2015年)」によると、お小遣いは定額制が7~8割と圧倒的に多いようです。
また、お小遣い帳をつけているのは2~3割と少なく、なんと、というかやはり、つけている子供の方が貯金を多くしているという結果のようです。大人も子供も同じですね。
なお、お小遣いの金額は、小学生500~700円、中学生2000~3000円、高校生5000~7000円が最も多い金額とのこと。
私の感覚では高校生の7000円は多い気がしますが、塾に行く前にコンビニで買うおにぎり代なども含まれているとしたら妥当なのかもしれません。
お小遣いを決めるときに、子供にいくらいるのかをプレゼンさせて妥当な金額を決めていくのもおもしろいですね。