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Wallet+ユーザー様からいただいた「FPに聞きたいお金のコト」にお答えします。今回は、働けなくなったり、収入が途絶えた場合の保険に入るべきかどうか迷っているとの相談内容です。死亡保険との違いや、就業不能保険の考え方について解説していきます。
20代男性Cさんの相談
働けなくなったり、収入が途絶えた場合の保険に入るべきかどうか迷っています。収入保障保険と就業不能保険に加入するメリットを知りたいです。( 20代男性Cさん)
予期せぬ事態に対応するためのリスク管理は大切
収入がなく困っている人
【画像出典元】「stock.adobe.com/Photographee.eu」
新型コロナウイルスの感染拡大。そしてそれに伴う東京オリンピックの延期や各種イベントの中止。2020年に入る頃には全く予想していなかったことが現実に起きています。そして、売り上げや収入がない中での家賃負担など、厳しい経営状況に直面している人も多くいます。
今回の事態に直面し、私たちの将来は不確定で、予期せぬことが起きうるということを痛感している人も多いと思います。これほどの規模での危機が何度も来てもらっては困りますが、少なからず私たちはいろんな困難を乗り越えていかなければなりません。そんな時のためにリスク管理をしておく必要があり、その代表が保険への加入となります。そして今回の相談は「収入保障保険」と「就業不能保険」についてです。まずはそれぞれの特徴を確認しましょう。
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「死亡時」に備えるのが収入保障保険
一般的に死亡や高度障害状態になった際に支払われる掛け捨てタイプの死亡保険です。例えば60歳まで月額10万円という収入保障保険に加入し、40歳で死亡した場合、残り20年間、遺族に毎月10万円支払われます。つまり、残された大切な家族の収入を保障するための保険です。障害状態や介護状態など支払事由を少し広げた保険商品もありますが、その分、保険料は高くなる傾向にあります。