生命保険へ複数加入するデメリット
様々なメリットがある一方で、複数の保険に加入することで次のようなデメリットもあります。
生命保険へ複数加入する3つのデメリット
保険料負担が高くなる
給付金や保険金の請求手続きが増える
保障内容が重複したり、保障をかけすぎていたりする場合がある
1. 保険料負担が高くなる
複数の生命保険に加入することで、その分に応じて毎月の保険料負担が高くなります。
保険料を支払うことで安心を買っている状態ともいえますが、事故や病気などが起こらないに越したことはありません。
保障を意識するあまり、現在の生活に支障が出てしまっては元も子もないので、家計収支とのバランスを考慮した上で検討する必要があります。
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2. 給付金や保険金の請求手続きが増える
生命保険に複数加入することでより手厚い保障を備えられますが、給付金や保険金の請求手続きは各社それぞれで行う必要があります。
必要な書類も各社で用意しなければならないので、請求手続きが煩雑になる点はデメリットといえます。
近年では、各種証明書のコピーが利用できたり、オンラインでの請求手続きが可能になったりなど、保険金の請求手続きは簡略化されています。
とはいえ、各社それぞれで請求手続きを行うことに代わりはないため、事前に保険金の請求方法や必要な書類について確認を取っておく必要があります。
3. 保障内容が重複したり、保障をかけすぎていたりする場合がある
生命保険に複数加入することで、保障内容が重複したり、保障をかけすぎたりする場合があるなどの問題も起こりやすくなります。
上述の通り、複数の保険に加入していても、保険会社から支給される保険金には上限が設けられています。
保障内容が過剰で、仮に受け取れない分の保険金があったとしても、保険料が安くなるわけではありません。
まずは1つの生命保険に加入し、その保険では保障されない範囲をカバーできる別の保険に加入することで、保障内容の重複を回避できます。
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まとめ
生命保険文化センターの調査によれば、保険加入の平均件数は3.9件で、多くの世帯が生命保険の複数加入をしていることがわかります。
生命保険の複数加入によるメリットとデメリットは、次の通りです。
生命保険の複数加入による3つのメリット
自分の保障目的に合わせて商品を組み合わせることができる
生命保険料控除で税負担を軽減できる
受け取れる保険金や給付金の金額が増える
生命保険の複数加入による3つのデメリット
保険料負担が高くなる
給付金や保険金の請求手続きが増える
保障内容が重複したり、保障をかけすぎていたりする場合がある
生命保険の複数加入には確かなメリットがある一方で、保険料負担が増えたり、保障が重複したりなどのデメリットもあります。
これらのメリット・デメリットを踏まえた上で、なるべく保障範囲が被らないように意識しながら複数の生命保険への加入を検討してみてください。