夫に「仕方ない」と言わないでと言うと…

あまりにショックで言い返すこともできなかった半面、夫との関係性を悪くしたくない気持ちもあったので、翌日には後ろ髪を引かれながら自宅に帰りました。しかし、夫に対するモヤモヤした気持ちが収まりません……。

次第に夫に対する態度も悪くなってしまい、このままではいけないと思った私は「なんでもかんでも仕方ないで済ませないでほしいんだけど」と自分の思いを伝えました。すると夫の口から、「だって仕方ないじゃん、病気になってしまったものは」との返事が。たしかに言っていることは間違っていません。ですが私の悲しく不安な気持ちはどうすればいいのか、という思いが込み上げてきました。

「悩んでも仕方ないのはわかるけど、私はそんなに早く気持ちを切り替えられない。だからそんな簡単に仕方ないなんて言わないでほしい」と言葉を振り絞った私に「ごめん、口癖かも」とのこと。続けてこんな言葉をかけられたのです。「お義父さんとお義母さんはこれからも2人で生活していかなければいけないんだから、2人でどうにかできる方法を考えないといけない」と。

実は「仕方ない」のひと言の裏で、冷静にいろいろなことを考えてくれているとは……。自分の親ではないから、立場の違いからショックを受ける度合いが違うのは当然ですが、夫は気持ちの切り替えが早く、今何をすることが一番いい方法なのかを考えていてくれたのでした。

(広告の後にも続きます)

まとめ

夫の「仕方ない」に対しては、もう少し言葉が欲しかったなと思いましたが、気持ちの切り替えの早さは見習うべきところ。ただショックを受けていても事態が良くなることはなく、次にどうするのがいいか考え行動したほうがいいことに気が付きました。

この出来事のおかげで、今では私も何か思いも寄らないことが起きたとき、比較的早く気持ちを切り替えられるようになったと思います。また結婚して一緒にいる時間が多くても、やはり夫婦は別の人間なんだと再確認。考え方は違うことも多く、口に出さないとわからないことがまだまだたくさんあると思いました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

マンガ/山口がたこ

著者/島野 ふじこ
アクティブな夫と4人の子どもと6人家族。最近はキャンプやプール、スキーなど家族で楽しむのが大好き。