社会人になったので保険に入ろうと思っていますが、いっぱい種類がありすぎて頭が混乱してしまいます。保険の基本的な種類や組み合わせなどについてわかりやすく教えてほしいです。
Q1 生命保険といってもいろいろなタイプの保険がありますが、その違いをわかりやすく教えてください。
計算する女性
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A1 生命保険には大きく分けて定期型と終身型とがあります。人生の中で一定期間を保障するのが定期型、死ぬまで保障が続くのが終身型です。一般的に定期型の方が保険料が安く、大きな保障が得られるという特徴があります。
また、掛け捨て型と貯蓄型の違いもあります。貯蓄型は養老保険と呼ばれるタイプであり、支払った保険料を定期預金のように積み立て、満期時に受け取れるタイプです。ただし、保険の種類によっては受取率(支払額に対する受取額の割合)に差が生じます。
そして、死亡したときに遺族に生活費を残すための収入保障、病気の入院費や治療費を補てんする医療保険があります。
これら3種類の違いをそれぞれ組み合わせたものをいろいろな保険会社が商品化して販売しているのです。
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Q2 20代~50代の各年代でおすすめの保険の組み合わせを教えてください。
家族
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A2 まず20代独身の場合ですが、医療保険を中心に考えましょう。スポーツなどの趣味がある方は怪我のリスクが高いので、傷害保険も合わせて考えても良いと思います。高額な死亡保障の付いた保険はまだ必要ありません。
30代になり家族を持てば、万が一のことを考え死亡保障の高い生命保険を検討してください。また、住宅ローンを利用したマンション購入により団信に加入したときは保険見直しのいい機会です。万が一の場合には団信によりローンが完済されますので、住居費を除いた生活費を賄える程度の保障が得られる保険を選びましょう。
40、50代で子どもが巣立つころには、老後資金の確保を見据えて死亡保障を削り、介護保険などへの切り替えを検討しても良いでしょう。極端な話、死亡保障は自分の葬儀代程度として、残りは老後の貯えに回した方がベターです。