自己肯定感を上げるありがたいお話とか!?自己分析をする立派なコーチングのお話とか!?自分の前世を知れば良いというスピリチュアルなお話とか!?ワタシ(中村修治)は、そういうお話を聞くたびに、なんかイライラする!!いつも、どうも、なんだか気持ちが悪い!!

自己肯定感が低いと年収まで低いという説もまかり通っている昨今。自分探しなど、とうの昔に捨てたオッサンが、この説に真っ向から反論してみる。

あなたはウンコを漏らしたことがあるか!?

この世には「ウンコ漏らしたことあるを年収別に調査」した結果があるのをご存知か!?男女1400名に聞いた調査結果によると「ウンコを漏らしたことがある」と答えた割合は、年収300万円以下の人の31.6%に対して年収1,000万円以上が47.5%ともっとも高い割合となった。

例に漏れず、ワタシも、ウンコを漏らしたことがある。年老いて、余裕が生まれるほど、その武勇伝を語りたくなっている。これって「自己否定」できる正直さや余裕こそが、年収の高さに繋がっていることに他ならない。

ワタシは、お陰様で、多くの経営者の方と絡ませていただいている。その御大たちに共通するのは、みなさん「最低の自分」を自覚なさっていることである。社員さんの前では、良いことをいう社長さんのフリ。一生懸命、フリを続けているのだとおっしゃる。そして、堂々と「私はウンコを漏らしたことがある」と宣言される。

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自分の最大の敵は、自分である!!

どこかに本当の自分がいるはずだ。今の私よりもすごくいい自分が。そんなもの幻想でしかない。こんなはずじゃなかったと言い続けちゃう「自分探し」は、ある意味、緩やかな×殺である。この社会が人間至上主義になってしまう最大の要因は「自己実現」欲求なのだと思っている。
自分の最大の敵は、自分である。
白馬に乗った自分様など、突然、やってくるわけがない。
自分探しなんて究極の煩悩だよ。
そんなことに付け込んだ怪しいビジネスが横行している。
自分、自分と“理想の自分”にこだわり続けて拓ける未来などタカが知れているのに…。