あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。


三重・桑名『寿恵広(すえひろ )』の「アイス饅頭」

餡のおいしさは格別、桑名で愛される名物氷菓の代表格。

昭和25年頃より桑名市の菓子店に登場し、現在市内で製造するのは3軒のみ。なかでもこちらは昔ながらの製法を貫き、北海道十勝産小豆をぜんざい状に炊いた餡を包んだプレーンや、岡山県産の丹波大納言や地元『多度グリーンファーム』のイチゴなど、吟味した素材で5種類の味を揃える。「ミルク氷の中から出てくるふっくらとしたつぶ餡のおいしさは和菓子店製ならでは。斜めに刺さったバーもレトロでいい!」(畑)。冷凍で届く。12本(4種)セット¥2,469など。注文はオンラインショップから。三重県桑名市三ツ矢橋11 0594‒23‒1466 9:00~18:00 水休 

(広告の後にも続きます)

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
※掲載価格はすべて商品価格です。送料は原則的に別途必要になります。

連載一覧はこちら