サイ・トゥオンブリーをはじめとした貴重なヴィンテージポスターが揃う展示が、東京・清澄白河のギャラリー『stoop』で開催。

アート、建築、デザイン…。約60点のヴィンテージポスター。

時代や国境に縛られずに世界中から集めたヴィンテージの家具やアート、オブジェなどを展示、販売する東京・清澄白河のギャラリー『stoop』。アートディレクター、プロデューサーの関直宏さんの審美眼で選び抜かれた、デザインとクオリティの高い展示で人気のスポットだ。4月27日（土）から、1960-2000年代にかけて発行されたヴィンテージポスター、中でも21世紀を代表するヴァージニア州生まれのアメリカ人アーティスト、サイ・トゥオンブリー（Cy Twombly）に焦点を当てた企画「CY TWOMBLY｜VINTAGE POSTER」展が開催される。期間は5月6日（月・祝）まで。

　本展で展示されるのは、サイ・トゥオンブリー本人の直筆サインを含んだ約30点にも及ぶポスター。一般に展示ポスターは会期終了後に廃棄されることが多く、これだけの数の当時のポスターが揃うのは貴重な機会だといえる。また、エットレ・ソットサスを中心にミラノで結成され、ポストモダンの旗手となったデザイン集団メンフィス（Memphis）や、アメリカ人アーティスト、ドナルド・ジャッド（Donald Judd）、ヨーゼフ・ボイス（Joseph Beuys）、アンディ・ウォーホル（Andy Warhol）、リチャード・アヴェドン（Richard Avedon）など、各界の巨匠のヴィンテージポスター約30点も合わせて展示。『stoop』が揃える同時代の家具と合わせたキュレーションにも注目した。

戦後の復興を迎え、世界中でアートが盛り上がりを見せた1900年代後期の空気感をまとった貴重な展示。ゴールデンウィークにぜひ足を運びたい。

1979 年にイタリアで開催されたサイ・トゥオンブリーの展覧会のオリジナルポスター。下部に本人の直筆サイン入り。