Endo_〈レ・クリント〉 クラシック テーブルランプ モデル 343 グリーン


遠藤:1901年にデンマークの建築家P・V・イェンセン・クリントが日本の折り紙をヒントにデザインしたプリーツシェード。そのDNAは今も職人の手仕事で守られている。「プリーツを通した光の広がり方がきれいで、同時に生まれる影が部屋に奥行きを持たせてくれる。寝る直前までつけていても目に刺激を感じさせない優しい明かりです。鮮やかなグリーンのガラスは点灯していないときのオブジェとしての意味も持つそう。朝の陽が透けてできるランプの陰影すら美しい」。[∅40×H48㎝]¥132,000(スキャンデックス 03‒3543‒3453)

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目利き3 人が考える、日用品のスタンダードの定義。

山藤陽子
自分にとっての、〝気持ちよさ〞を追求する。

色や国やジャンルに惑わされずに、自分の琴線に触れるものだけを選ぶこと。私は〝テクスチャーフェチ〞なので、目で見た印象よりも実際に触った感触を大切にします。

Yoko Yamafuji パフューマー、ライフスタイルコーディネーター。「気持ちいいこと」がテーマのブランド〈YORK.〉と、パフュームブランド〈SCENT OF YORK.〉を主宰。

オモムロニ。
作り手の遊び心や、雑貨的楽しみを感じ取る。

他の人が良いと言ったものでも必ず試して納得したものを選ぶ、自分基準。スタンダードだって進化する。アップデートされた新時代のものを見つけたときが最高に嬉しい。

Omomuroni. 雑貨コーディネーター。実用ベースのユーモアとセンスのあるもの選びが好評。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)。

遠藤慎也
使うことで生まれる、〝かっこよさ〞を楽しむ。

どんなにかっこよくても、使えないと意味がないと思う。使うことに付随する付加価値が重要で、たとえ手間がかかって面倒でも、その時間を楽しいと思えるかどうかですね。

Shinya Endo インテリアスタイリスト、BOOTSYORK代表。人の温度を感じさせるスタイリングが得意。商業施設のディスプレイや店の内装のコーディネートと幅広く活躍。

photo : Kazumasa Harada styling : Riko Tsuchiya (BOOTSYORK) text : Naomi Yokoyama (cat)

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&Premium No. 125 TIMELESS STANDARDS / スタンダードと、センス。

いつの時代も、定番を上手に取り入れることは、素敵な大人の証しです。使い心地、つくりのよさ、洗練されたデザイン……Better Lifeを叶えるために、日用品や装いに、長く愛せるものを選びたいというのは、誰もが願うこと。必要なのは、いまの自分の気持ちにぴたりと寄り添う、自分だけの定番を探し出す確かな目。じつはスタンダードこそが、手に取る側の意志やセンスが問われるアイテムともいえそうです。今号は「自分らしいスタンダード」について考えます。

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