あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。
大阪・淀屋橋『御菓子司 高岡福信』の「本わらび餅」
きなこの風味も素晴らしい、浪花が誇る本わらび餅。
豊臣秀吉の御膳番を勤めた後、江戸・寛永元(1624)年創業。京都御所などに代々菓子を調進した大阪随一の歴史をもつ和菓子店のひとつ。最良の素材を選び、国産本わらび粉、和三盆を使用。滋賀県産大豆「タマホマレ」で作るきなこは大豆の風味豊かで、甘くまろやか。「わらび餅は黒みを帯びていて、本わらび粉を贅沢に使っている証し。もっちりした弾力、別添えの香りのよいきなこも嬉しい」(畑)。消費期限は常温(冬期)、冷蔵(夏期)保存で5日。6個入り¥1,565、10個入り(進物箱)¥3,120。注文はFAXから。大阪市中央区道修町4‒5‒23 FAX06‒6231‒4753 10:00~19:30 日祝休ほか土不定休
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あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。
梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー
「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。
高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト
スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。
畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー
『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。
illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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