あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。
岡山『菓匠 宮雀』の「あんこおやじのびっくりどら焼+plus」
大粒えりも小豆を炊いた分厚い餡は、意外にもペロリといける。
「あんこの厚さが3㎝超なのに、あんこがみずみずしくて食べやすく、意外にもさくっといけました。薄めの生地も餡を引き立てます」(高)。昭和6(1931)年創業の和菓子店の3代目が、あんこが主役のどら焼きを作ろうと発想。北海道産大粒えりも小豆を水羊羹のようにやわらかく炊いたつぶ餡で、甘味には体にやさしい素材を使用するなど、こだわりが随所に。賞味期限は常温保存で3日。1個¥345。注文は電話、FAX、オンラインショップから。岡山市北区高柳西町9‒20 086‒255‒0555 FAX086‒255‒3113 9:00~18:00火休 公式HPではなく、「47CLUB」から注文可。
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あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。
梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー
「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。
高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト
スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。
畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー
『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。
illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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