「咽喉頭異常感症」を治すには?
喉ではなく根本原因にアプローチ
ストレスや心身の病気が引き金となり、喉にさまざまな症状が出る咽喉頭異常感症。喉の病気ではないので、背景にある根本原因を除くことが治療になります。
例えばストレスが原因だった場合、心理的な負担がクリアになることで治ることも。喉の違和感ががんの前触れだと心配した患者さんが、検査の結果、心理的な要因だったとわかって一気に悩みが解決。ストレスがなくなったことで、間もなく咽喉頭異常感症が完治した例もあります。
自然治癒することも少なくありませんが、症状が悪化する場合は何らかの病気が疑われます。つらいときは我慢せず、耳鼻咽喉科を受診してください。
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まとめ
30~50代は心と体の曲がり角。ストレスやホルモンバランスの乱れは自律神経に影響を及ぼし、自律神経の不調は喉に異常をもたらします。異変を感じたら早めに受診し、しっかり休むことを心がけましょう。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/中澤夕美恵(51歳)
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。2021年よりスポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの1年で1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。
著者/監修/高島雅之先生
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。