あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。
愛媛・松山『ひぎりやき 澤井本舗』の「ひぎりやき あずきあん」
豆感のある餡がたっぷり、松山市民のソウルフード。
大正時代の誕生から100余年愛されてきたおやつ。今川焼きよりひとまわり小さいけれど、餡はボリューミー。北海道産小豆に吟味した3 種類の砂糖と厳選した塩を合わせて炊き上げた餡は、とろりとやわらかく雑味がない。「ほっとする味わい。卵の風味も豊かな生地はサクッとした焼き加減。柚子餡、モンブラン、クリームチーズなどバリエーション豊富ですがイチ押しは基本のあずき餡。思い出すと無性に食べたくなります」(梅田)。冷凍で届き、賞味期限は冷凍保存で約1 か月。5 個入り¥850。注文はオンラインショップから。愛媛県松山市湊町5‒4‒1 089‒933‒0915 9:30~18:00 無休
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あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。
梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー
「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。
高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト
スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。
畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー
『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。
illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
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