白くて愛らしい花を咲かせるシャガは、シェードガーデンで活躍する植物として知られています。日当たりに恵まれない一角に、シャガを植え付けてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。この記事では、シャガの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、種類、育て方など、多岐にわたってご紹介します。

シャガの基本情報


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植物名:シャガ
学名:Iris japonica
英名:fringed iris、shaga、butterfly flower
和名:シャガ(射干)
その他の名前:胡蝶花(こちょうか)
科名:アヤメ科
属名:アヤメ属
原産地:中国東部~ミャンマー
分類:宿根草(多年草)

シャガの学名は、Iris japonica(アイリス・ジャポニカ)。和名はシャガで、漢字では「射干」と書きます。アヤメ科アヤメ属の多年草です。常緑性で、冬でもみずみずしい葉姿を保ちます。原産地は中国東部〜ミャンマー。日本でも野山に自生している景色が見られますが、古くに日本に伝わり、野生化したものとされています。暑さや寒さに強く、日本の気候にもよく馴染んで放任してもよく育ちます。また、森林などの林床地に適応しやすいことからもわかる通り、半日陰でやや湿り気のある環境を好みます。草丈は30〜50cm。種をつけずに地下茎で増え、環境に合えばどんどん増えるので、場合によっては生育範囲を制限する管理も必要です。

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シャガの花や葉の特徴


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園芸分類:草花
開花時期:4〜5月
草丈:30〜50cm
耐寒性:普通
耐暑性:強い
花色:白、青紫

シャガの開花期は4〜5月。花茎を伸ばした頂部につける花は直径5〜6cmで、姿はアヤメに似ています。花色は白で、花弁の一部にブルーや黄色の斑点が入ります。花もちはせずに一日でしぼんでしまいますが、花つきがよく、次々に開花します。葉は株元から放射状に伸ばし、剣のような細長いフォルムが特徴です。やや肉厚な葉には光沢があり、常緑性なので冬でもみずみずしい姿を保ちます。