シャガの名前の由来や花言葉


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シャガは漢字で「射干」と書きます。名前の由来には諸説ありますが、一説にヒオウギの根茎が「射干(やかん)」と呼ばれていた頃に、シャガが混同されてヒオウギの漢名「射干(しゃかん)」と名付けられたというものがあります。のちにそれが訛って「シャガ」として広がったようです。

花言葉は、「反抗」「友人が多い」「私を認めて」など。「反抗」は、細長く剣のようにシャープな葉を持ち、日陰に負けず咲くことから。「友人が多い」は地下茎でどんどん増えていくこと、「私を認めて」は半日陰の環境に負けずに咲くことが由来のようです。

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シャガの種類


ヒメシャガ。High Mountain/Shutterstock.com

日本で自生しているシャガは、種子ではなく地下茎で増えているので一種類のみですが、原産地の中国では種子で増えるものもあり、いくつか個体が確認されています。一部の種類をご紹介しましょう。

ヒメシャガ

ヒメシャガは日本原産の多年草です。シャガよりも一回り小さく、草丈は15〜30cm。開花は4〜5月で、花色は白、紫があります。花の大きさは2cmほど。シャガは常緑性ですが、ヒメシャガは落葉性で、冬には地上部を枯らして休眠します。

スジシャガ

葉の縦方向に白い斑が入るシャガで、カラーリーフとして利用できます。常緑性なので冬でも葉姿を楽しめます。開花期は4〜5月で、花姿はシャガとほぼ同じです。地下茎を伸ばして増えますが、シャガのように旺盛に繁茂することはありません。

中国青花シャガ

中国が原産地のシャガで、開花期は4〜5月。花姿はシャガに似ていますが、花色は青紫色です。シャガと同様に生育旺盛で、地下茎を伸ばしてよく増えます。草丈は30〜40cm。冬も葉を落とさない常緑性で、樹木の下草などに向いています。