マーガレットの原生地
カナリア諸島の原生マーガレット。Amovitania/Shutterstock.com
マーガレットの原生地は、アフリカ大陸の西北に浮かぶ、スペイン領カナリア諸島です。基本的に、冬は温暖で雨が降り、夏は高温で乾燥する地中海式気候ですが、アフリカのサハラ砂漠にも近く、スペイン最高峰の3,718mのテイデ火山もあり、砂漠気候と亜熱帯気候に区分されます。年間の日照時間がおよそ3,000時間と多く、それに対し雨量は200mm程度とかなり乾燥しています。気温は冬でも平均が20℃近くあり、夏は25℃程度と、まさに常夏ですね。ちなみに、カナリア諸島原産の植物には、フェニックス・カナリエンシス、多肉植物の黒法師、エキウム、サイネリアなどがあります。いかにも乾燥している気候のようですね。
多肉植物の黒法師も原生地はカナリア諸島。
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マーガレットの基本情報
学名:Argyranthemum
和名:モクシュンギク(木春菊)
英名: Margaret、Marguerite(フランス)
科名:キク科
属名:モクシュンギク属(アルギランセマム属)
原産地:スペイン領カナリア諸島
現在、一般に市場に出回っているマーガレットは本来のマーガレットであるモクシュンギク(アルギランセマム・フルテッセンス)の園芸品種のほか、モクシュンギクと近縁種を交配させた園芸品種です。草花扱いしていますがじつは低木で、我が家でも10年ぐらいの大株に育ったことがあります。
この株は毎年刈り込み、10年ほど持ちました。