マーガレットの魅力

マーガレットというと、昔は清楚な白が主流でしたが、最近は黄色やピンク、赤、そして八重咲きなども出てきました。そんなマーガレットの種類をご紹介していきましょう。


昔ながらの白いマーガレット。


優しいピンクの親しみやすいマーガレット。


白花と、ピンクの八重花のツーショット。花心にボリュームがあり特徴的。


イエローの八重咲き品種。


八重咲きのピンク花。たくさん咲くと景色が華やぎます。

ピンクの八重咲きで埋まる、豪華マーガレットガーデンは、とても愛らしい光景です。

マーガレットは、単体で楽しむのはもちろん、寄せ植えにも使いやすい花です。花期が長いのも魅力ですね。

乾燥に強いので、ハンギングにも最適。秋に植え込んで、10月から5月いっぱいまで咲き続けてくれました。

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マーガレットの育て方

●置き場所

先にご紹介した通り、原生地のカナリア諸島の気候は日照時間が年間およそ3,000時間と、日本ではありえないのですが、できるだけ日当たりの場所で育てます。

また、原生地は常夏の国なので、寒さにはやや弱いのですが、関東以西でしたら、寒風や強い霜が当たらなければ越冬します。冬は南向きの陽だまりで育てましょう。もし、霜が当たるようでしたら、寒冷紗で防寒すると安心です。

鉢植えの場合は、12月から3月までは、日当たりのよい室内で管理します。4月から11月までは、日当たりのよい戸外で管理します。高温多湿を嫌うので、梅雨どきは雨の当たらない風通しのよい場所へ移動させ、梅雨明けから8月までは半日陰で管理します。

●管理

パンジーなどの多花性の草花同様に、花がらをマメに摘むことが、次の花を咲かせるためには大切です。鉢植えの場合は、生育期は2週間に1度程度、液肥を施します。乾燥気味に育て、水やりは表面が十分に乾いたらたっぷりとやります。地植えの場合の施肥は、植え付け時及び春と秋に緩効性肥料を施します。便利な資材は「マグァンプK」。鉢植えの場合も、植え付けのときに「マグァンプK」を施すのがおすすめです。

●増やし方

挿し芽で増やします。適期は5月から6月と、9月から10月です。芽の先端を長さ5~7cmに切り取り、バーミキュライト、またはパーライトに挿します。酸性をやや嫌うので、鹿沼土は避けます。

●植え付け・植え替え 

成長が早いので、鉢植えの場合は毎年、鉢増しをします。適期は3月から6月と、9月から10月です。入手したポット苗は根詰まりを起こしている場合が多いので、一回り大きな鉢に植え替えて生育を促します。根鉢を少々ほぐして植え替えますが、適期以外に植え替える必要がある場合は、根鉢をくずしません。

●土の選び方

高温多湿を嫌うので、水はけのよい用土で植え付けます。

あと、最後に「僕はマーガレット花粉症」です! 可愛いでしょう?

発症はミモザ花粉症と同じくメルボルン在住時代。何故かクシャミと鼻水が出ると思ったら、テーブルに庭のマーガレットが活けてあり、その下には花粉が落ちていたのです。マーガレット花粉症の人、じつは結構いるのです。確かにマーガレットには花粉がいっぱいです。

でも、ミモザ同様、花粉症にメゲず、マーガレットもこれからも育てます。

爺さんが約20年間に育てて、学んだマーガレットの魅力、伝わりましたでしょうか?

これからがマーガレットの美しい季節です。ぜひ、お気に入りのマーガレットを探して育ててみませんか?