涼しげな青紫の花を株いっぱいに咲かせるデュランタは、夏を彩る鉢花の代表的な存在です。開花期間が長く、次から次に開花するので、庭やベランダを豊かに彩ってくれます。この記事では、デュランタの基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、主な種類、育て方などについてご紹介します。

デュランタの基本情報


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植物名:デュランタ
学名:Duranta erecta (Duranta repens)
英名:golden dewdrop、pigeon berry、skyflower
和名:タイワンレンギョウ
その他の名前:ハリマツリ
科名:クマツヅラ科
属名:ハリマツリ属(デュランタ属)
原産地:北アメリカ南東やブラジル、西インド諸島など
分類:常緑性低木

デュランタは、クマツヅラ科ハリマツリ属(デュランタ属)の常緑性花木です。タイワンレンギョウ、ハリマツリの別名も持っています。原産地は、北アメリカ南東やブラジル、西インド諸島など。熱帯性植物のため、暑さに強い一方で寒さにはやや弱い性質です。ただし暖地なら戸外でも越冬でき、沖縄では生け垣としてよく利用されています。樹高は30〜200cmの低木で、剪定によって樹高をコントロールすることができます。

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 デュランタの花や葉の特徴


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園芸分類:庭木
開花時期:6〜11月
樹高:30〜200cm
耐寒性:やや弱い
耐暑性:強い
花色:青紫、白、複色

デュランタの開花期は、6〜11月です。花色は青紫、白、複色など。花径10〜15mmの小さな花が連なり、房状になって枝にいくつも垂れ下がります。花後には愛らしいオレンジ色の実を鈴なりにつけますが、毒をもっているので、幼児やペットが誤って口に入れることのないように管理してください。

デュランタの葉は楕円形で、サラサラとした軽い質感。白や黄色の斑が入る品種や、明るいライムグリーン葉の品種など、カラーリーフプランツとして楽しめるものもあります。