幸せな朝を迎えるための、4つの「夜の習慣」

「朝活」「朝のルーティン」など、朝の短い時間を利用した習慣は生産性や幸福感を高めてくれると言われているが、夜の習慣もまた、気持ちのいい朝を迎えるために有効だという。マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。

翌朝、幸せな気分で目覚めるために、夜、取り入れるべき習慣

もし、夜の習慣が朝の習慣と同じくらい大切だとしたら、どうだろう? 専門家によると、散歩に出かけたり、スマホの使用を避けたり、「ボディスキャン(体の各部位に意識を向ける瞑想方法)」を行ったり、感謝の気持ちを示したりすることで、心が落ち着いて、寝つきが良くなり、気持ちよく目覚めることができるという。

嫌なことがあった夜や、忙しくて息もつけないような朝を迎えそうなとき、いい気分で目覚めるのは簡単なことではない。

だから、「ミラクルモーニング」(ハル・エルロッドによる朝習慣に関する本 ※編集部注)のように、健康的で癒やされる朝の習慣を決めて、一日中気持ちよく過ごせるようにするのはいいアイデアだ。

しかし、夜にある習慣を取り入れることで、翌朝も幸せホルモンが自然に分泌されるとしたら、どうだろう?

専門家たちが英サイト『HuffPost UK』に語ったところによると、夜のちょっとした行動の変化が、翌日の気分の改善に役立つという。

夜、散歩をしてから、熱いシャワーを浴びる


Lisitsa / iStock.com

定期的に体を動かすことは、体を疲れさせ、質の良い睡眠をとり、いい気分で目覚めるという点において、多くの利点がある。しかし、いくつかのトレーニングセッションは、体を興奮させ、体温を上昇させる可能性があるため、夜に行うのはおすすめできないものもある。その代わりに、夜の散歩を選んでみてはどうだろうか?

「夜、散歩に出かけると、脳への血流が増加するため、その日の情報を処理することができます。この精神面での整理整頓は、忙しい心に一定の安らぎを与え、落ち着いた環境で穏やかな内なる対話とともに寝ることを意味するのです」と、心理学者のリー・チェンバースは『HuffPost UK』に語った。

散歩が終わってから、さほど汗をかいなくても、シャワーを浴びるといい。「夜シャワーを浴びると、入眠と一晩中、良質な睡眠を維持するのに必要な体の深部温度の低下を促進して、睡眠の質を改善することができます」と睡眠コンサルタントのロバート・オエクスマン博士は言う。

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夜間と就寝前はスマホフリーを心がけて

通知、ブルーライト、SNSなど、スマホは睡眠の敵だ。だから、気分のいい目覚めを得るために、寝る前はスマホを遠ざけておこう。

「寝る30分前には画面をオフにして。夜、スマホを見たくならないように、ベッドからも遠ざけておくのを忘れないこと。昔ながらの目覚まし時計を用意しましょう。SNSやメールは使わないように」と、イェール大学の心理学教授ローリー・サントス博士は提案する。

しかし、夜が空虚で退屈に思うかもしれない。(その場合は)もっとリラックスできる習慣を試してみよう。「リラックスできる香り、癒やされる音、心を落ち着かせる温かい飲み物など、感覚的なリラクゼーションを用意してみてください。五感のスイッチがオフになり、翌朝はより力強く再稼働するようになります」と専門家は説明する。