月々数千円からと、掛金が割安なイメージの共済ですが、生命保険と何が違うのでしょう?どちらも死亡保険金や入院補償がついているところは同じですが、仕組みは大きく異なります。そこで今回は、共済と保険の違い、さらに共済のメリット・デメリットを整理し、どんな人が共済に向いているかご説明します。

共済保険とは?生命保険とどう違うの?


共済のビル
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もともと共済とは、共に済う(すくう)という意味であり、あるグループに所属する人たちがお互いに助け合うことを意味します。このことから共済保険は、組合員がお互いにお金(掛金)を出し合い、いざというときに保障を行う”相互扶助”の理念に基づいた制度です。

共済の種類

共済には、中小企業を対象としたもの、公務員を対象としたものなど様々なものがあります。ここでは、全国展開しているものの中から、比較的加入しやすく、生命保険のように使える共済を紹介します。

・都道府県民共済
・こくみん共済co-op
・コープ共済連
・JA共済

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共済保険と生命保険の違い


共済イメージ
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一般の生命保険との違いは、運営元です。生命保険は相互会社、株式会社など、利益を追求する団体が運営しているのに対し、共済は協同組合など非営利の団体が運営しています。そのため、生命保険よりも掛金が割安なのです。

また、生命保険は金融庁が監督官庁ですが、都道府県民共済、こくみん共済co-op、コープ共済連は厚生労働省、JA共済は農林水産省が監督しています。用いる言葉も、以下のように異なります。