三番花のつぼみがついた6月下旬

二番花は伸びがよい枝にだけ咲きました。さらに枝が長く伸びてきたので、黄色い支柱で支えながら成長を見守ってきた6月下旬、複数の枝先につぼみが見え始めました。春の株姿と比べると全体的にボリュームアップしてきましたが、まだまだ株のボリュームが少なく感じます。これから真夏に向けて体力を温存させるため、三番花は咲かせないよう、お手入れを行います。

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株を充実させる剪定とピンチ

長く伸び、つぼみがつき始めた枝の上部1/3を切り取ります。この後、切った所の下にある葉柄の付け根から新芽が吹き、成長が進むと枝が太り充実することを期待した剪定です。

株全体をよく見ると、株元から新しいシュートが伸びていました! 先端にはつぼみがあるような気配。コンパクトな株のシュートは、葉数が少ないまま咲かせてしまうと、枝が充実する前にエネルギーを消耗します。先端を摘み取るピンチで、枝を充実させましょう。

葉柄のすぐ上でピンチをすると、新しく発生する芽がまっすぐ伸びないので、葉と葉の間で切るとよいようです。

6月下旬についたすべてのつぼみがある枝の、上部を切り落とした状態。少しコンパクトになりました。これから迎える夏本番は、特に水切れさせず、新しい葉を大切に管理します。

春からついている葉には、ハダニなどで少し傷んだものもあります。時々葉水をしながら病害虫の発生に注意して、秋バラに向けて育てていきましょう。

二番花、三番花の開花後や、葉色が全体に黄色味が強いなと感じたら、肥料を施すとよいでしょう。

Credit

写真&文 / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。