日本財団(にっぽんざいだん)の取り組み
ミャンマーでは長年続(つづ)いた紛争(ふんそう)のため、学校などの基礎的(きそてき)なインフラが大きなダメージを受けてしまいました。
日本財団(にっぽんざいだん)は紛争(ふんそう)の被害(ひがい)にあった人への支援(しえん)と共(とも)に、シャン州に学校を建(た)て、地域(ちいき)に住む人たちが学校の運営(うんえい)をするプロジェクトをサポートしています。
日本財団が支援(しえん)し、新しく建設(けんせつ)された学校へ向かう子どもたち
カンボジアにおける教育支援(きょういくしえん)(別タブで開く)
カンボジアは1970~1990年代の内戦(ないせん)により、学校はこわされ、たくさんの学校の先生が命を落としました。
そこで学校の建設支援(けんせつしえん)のほかに、学校の先生を目指す学生に対する奨学金(しょうがくきん)の支給(しきゅう)や、英語教育(えいごきょういく)を進めるための教科書づくりなど、子どもたちが教育を通じて将来(しょうらい)の選択肢(せんたくし)を広げていけるよう支援(しえん)を行っています。
日本財団と現地(げんち)の事業パートナーが作ったしたラジオ英語(えいご)プログラムを活用してグループワークを行う中学生
このインフラの問題について私(わたし)たち一人一人ができることはなんでしょう? その答えは、ぜひ自分で調べて、考えて、自分にできることから取り組んでみてください。
本や図書館、インターネットで調べてみよう!
自分が住んでいるまちにはどんなインフラがあるのか、調べてみよう
電気、ガス、水道はどこから来ているのか、道路や橋はだれがどうやってつくっているのか、調べてみよう
もし電気、ガス、水道が止まったとしたら、生活にどんな変化(へんか)があるのか、どういうところに困(こま)るのか考えてみよう
もしインターネットが使えなくなったら、世の中にどんな変化(へんか)が起こるのか考えてみよう。また、自分たちの毎日はどのように変(か)わるのかも想像(そうぞう)してみよう
「インフラの問題」について学べるおすすめの本
出版(しゅっぱん):弘文堂(こうぶんどう) 編(へん):徳永達己(とくなが・たつみ)、武田晋一(たけだ・しんいち)
世界中の人・モノ・情報(じょうほう)の流れが速くなっている現在(げんざい)は、インフラをつくり直すことが求(もと)められており、高い日本の技術(ぎじゅつ)に注目が集まっています。
この本では、日本が世界にほこる技術(ぎじゅつ)について最新(さいしん)の情報(じょうほう)を整理しました。
これからのインフラの可能性(かのうせい)が分かる一冊(いっさつ)です。
出版(しゅっぱん):ほるぷ出版(しゅっぱん) 著者(ちょしゃ):狩野さやか(かのう・さやか)
私(わたし)たちが過(す)ごしているのは、コンピュータとインターネットの技術(ぎじゅつ)があちこちで活躍(かつやく)するデジタル世界です。
その世界の一員として、だれもが安心・安全に過(す)ごすためのルールやコツをしょうかいしています。
デジタル技術(ぎじゅつ)や、インターネット上の情報(じょうほう)に向き合い、自分らしく自信(じしん)を持って使うためのヒントがたくさんです。
まわりの人に話を聞いてみよう!
お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんに、水道、ガス、電気が子どものころと比(くら)べて変化(へんか)があるか、もしあるなら、どんなふうに生活が変(か)わったのかを聞いてみよう
また、子どものころと今とを比(くら)べて、道路や橋、信号(しんごう)などまちにあるインフラにどういう変化(へんか)があったかも聞いてみよう
お父さんやお母さん、学校の先生など仕事をしている大人に、インターネットが進むことで、仕事にどのような変化(へんか)があったのか、デジタル化の話を聞いてみよう
いろんな人の意見を聞いたら、自分に何ができるか考えてみよう
自分にできることからやってみよう!
調べたこと、聞いたこと、考えたことをノートにまとめて家族、友だちに発表してみよう
身の回りにあるインフラがどう役立っているのか知る、災害(さいがい)の復旧(ふっきゅう)をサポートしている団体に寄付(きふ)をする、プログラミングなどデジタル化に役立つ勉強をする、などできることはたくさんあるはず
自分で解決方法(かいけつほうほう)を見つけるのにおすすめ!
ダムや橋、港などインフラ施設(しせつ)を観光(かんこう)することを「インフラツーリズム」といいます。
このウェブサイトでは、全国で行われているインフラツアーを調べることができます。ツアーの中には、ふだんは入れないインフラの内部を見学できる、施設(しせつ)がつくられた背景(はいけい)や歴史(れきし)を学ぶことができるものもあります。
また、明治時代(めいじじだい)につくられた貴重(きちょう)なインフラの資料(しりょう)や、インフラを映(うつ)した美しい写真が見られるページもあります。
スマ―トフォンのカメラを使って、まちを歩きながらマンホールや電柱といった公共(こうきょう)のインフラを撮影(さつえい)すると、ポイントがもらえ、電子マネーに交換(こうかん)できるスマホアプリです。
撮(と)った写真データは市町村などの自治体(じちたい)やインフラを管理(かんり)する企業(きぎょう)にわたされて、老朽化(ろうきゅうか)や傷(いた)みがないかをチェックするのに使われます。
日本では、貧困(ひんこん)や家庭の事情(じじょう)、住んでいる地域(ちいき)のちがいなどの理由から、子どもが受けられる教育に格差(かくさ)が生まれている、という問題があります。
「感動体験(かんどうたいけん)プログラム」は、こういった問題を解決(かいけつ)しようとするソニーグループの取り組みです。
放課後(ほうかご)の学童クラブや子ども食堂(しょくどう)、また、地方や離島(りとう)の小学校などで、ソニーグループのテクノロジーやエンターテインメントを活かしたプログラミングやアニメ制作(せいさく)などのワークショップを届(とど)けています。
関連(かんれん)記事:
マスクの寄贈(きぞう)、感動体験(かんどうたいけん)の提供(ていきょう)。ソニーが取り組む次世代の子どもたちへの支援(しえん)(別タブで開く)
参考文献:
JMP報告書「飲み水と衛生の進歩と格差(2000年~2017年)(外部リンク)
国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ採択 持続可能な開発目標ファクトシート」(外部リンク)
ITU「Facts and Figures 2022」(外部リンク)
United Nations SDGs Report 2023「Industry, innovation and infrastructure」(外部リンク)