娘の卒業式に2年ぶりにスーツを着ました。長袖ワンピースにジャケットを羽織るタイプです。体重や普段の服のサイズに変化はなかったので、特に何の心配もしてなかったのですが……。卒業式当日、ワンピースに袖を通すと肩の辺りが少し窮屈で違和感がありました。ジャケットを上から羽織ると、さらに首や肩辺りが突っ張り余裕がない感じに。「これは太ったということ?」と焦った私の体験談です。
初めて知ったカバ肩の存在
久々に着用したスーツに以前とは違う肩辺りの窮屈さを感じつつも、なんとか卒業式を無事に終えひと安心。でも、「体重の変化はないのに、なぜ?」と、訳がわかりませんでした。家に帰り、服を脱いで自分の後ろ姿を鏡で見てみると、なんだか肩や首の後ろ側が丸みを帯びたシルエットになっています。私は、目が点になりました。
鏡で体のラインを観察し、体重の管理も毎日していた私ですが、首の後ろ側や肩辺りの様子までは見ていませんでした。手で首の後ろ側を触ると、もりっとつまめるほどのお肉の存在にため息がでました。肩も少し動かすとゴリゴリと音がして、凝りなのか張っているのか不明ですが、もりっとお肉が付いた状態でした。
一体どういうことなんだろう? と、ネットで調べると、目にしたワードに驚がく。それは、「40代から気を付けたいカバ肩」というワードでした。
「カバ肩? なぜこんなことになるの?」と、さらにネットで調べると、背部は老化が進みやすい部分で加齢により筋力が低下し、代謝も落ちて脂肪が付きやすくなるとのこと。まったく知らなかった40代から気を付けたいカバ肩の現状に、もう頭の中が真っ白になりました。
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助けを求め、マッサージ師の友人に相談
40代の悩ましいカバ肩を知った私は、その後も首の後ろにあるお肉の状態をつまんでチェックしたり首や肩をゆっくり動かして様子を見たりしていました。特に首や肩を軽く動かすと、やっぱりゴリゴリと音がして凝っているようにも思えました。
そこで、マッサージ師である友人に相談。友人は私の首や肩をマッサージし、今の状態を見てくれました。友人いわく、ゴリゴリと音がするのはやはり筋肉が凝っているからで、さらにやや冷えているのだそうです。冷えると血流が悪くなって脂肪が蓄積され、お肉がもりっとしてくるという話を聞きました。「脂肪が蓄積」という言葉が、ズキッと心に刺さりました。
しかし私の状態はそこまで深刻ではなく、首や肩甲骨を動かして血行を良くすれば、首や肩、背中もスッキリとしてゴリゴリとした音もしなくなるだろうとアドバイスされました。それよりも、姿勢が前かがみで巻き肩気味であることが問題との指摘を受けました。
そこで、壁に背を添わせ真っすぐに立ってみると、肩や頭部分が壁から離れて前に出ている状態でした。知らないうちに巻き肩、首が前に出たストレートネックになっていることに気付かされました。