少しでも換気扇の電気代を抑えるには?

そもそも換気扇の電気代は24時間つけっぱなしにしておいてもそこまで高くはなりません。
とはいえ、電気代が高騰している現代において、少しでも節約したいと考える方は多いでしょう。
ここからは、少しでも換気扇の電気代を抑えるためのポイントについてご紹介します。

窓やドアを閉めて運転する

換気扇はトイレ・浴室・キッチンと、ニオイや湿気がこもりやすい場所に設置されています。
それぞれの換気扇がその場所のニオイ・湿気を排出してくれるため、窓やドアを閉めて運転するとより効果的に空気の入れ替えができるようになります。
逆に窓やドアを開けたまま回してしまうと、空気があちこちに逃げてしまい、換気効率が悪くなってしまうのです。
換気効率が悪くなると自然と消費電力も増え、電気代が上がりやすくなります。
換気扇をつける時は空気が逃げられないように密室状態を作り、最小限の消費電力で換気できるようにしましょう。

こまめに掃除を行う

換気扇をつけっぱなしにしていると、より多くのホコリ・汚れを排出するため、汚れが溜まりやすいです。
換気扇は汚れたまま使い続けると換気の力が弱まり、付けていてもあまり意味がなくなってしまいます。
汚れを放置して使っていると、最悪の場合、換気扇自体が壊れてしまう恐れもあります。
換気扇の掃除を楽にするためには、フィルターを活用するのがおすすめです。
換気扇にフィルターを貼り、汚れたら取り替えるという作業になるため、時間もかかりません。
1日の終わりにサッと油汚れを拭き取るなども効果的です。
トイレや浴室の換気扇は、定期的に掃除機でホコリを除去するのが手軽でおすすめです。

換気扇を「弱」で運転する

先ほどもご紹介したとおり、換気扇とエアコンは相性が悪いため、同時につける時は工夫が必要です。
換気扇の近くにあるエアコンをつける時は、換気扇を弱運転にすると電気代の節約になります。
弱運転にすることで、冷暖房効率への影響を抑えられるのです。
しかし、逆に換気効率が悪くなって消費電力が上がってしまうのでは?と心配になる方もいるでしょう。
特にキッチンに設置されている換気扇は比較的大きな換気扇であるため、弱運転でも十分に換気できると考えられます。
エアコンを使用していない時でもニオイや湿気が気にならない時は、弱運転にするとより節約に効果的です。

劣化した換気扇は交換する

こまめに掃除をしていても、耐用年数を超えて使用している場合は換気効率が悪くなることも多いです。
換気扇が劣化すると、騒音が発生するといった効率以外の問題も出てきます。
掃除をしても直らない場合は業者に点検を依頼し、必要であれば交換・修理を行いましょう。
新しい換気扇は機能性が高くなっていることがほとんどであるため、換気効率アップが期待できるはずです。
そもそもの消費電力が少ない仕様の製品もあります。
ちなみに、換気扇の耐用年数は15年程度と言われているため、15年以上使用されている場合は交換を視野に入れるのが望ましいです。

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換気扇以外で電気代を節約するコツ

換気扇は24時間つけっぱなしにすることで快適に暮らせるほか、退去時にかかる費用も抑えられる可能性が高いです。
そのため、換気扇を消す以外の節約方法を考えなければなりません。
ここからは、換気扇以外で電気代を節約するコツについてご紹介します。

電力会社や基本料金を見直す

電力会社や基本料金を見直すのもおすすめです。
電力会社の中には、ライフスタイルに合ったプランを用意している会社もあるため、一度チェックしてみましょう。
基本料金についても電力会社によっては、0円で契約できることもあります。
一般的には、使う分に合わせて電気量(アンペア数)を選択し、基本料金を払います。
10~60Aと幅広いアンペア数が用意されており、数字が大きくなるほど基本料金も高くなるので注意が必要です。
使う電気量が少ない場合は、アンペア数を見直してみるのも電気代の節約になるので、ぜひチェックしてみてください。

支払い方法によっては割引されることも

電力会社や基本料金を見直す時は、支払い方法を変更することで適用される割引についても確認しておきましょう。
振込から口座振替にすると割引が適用されるケースは特に多いです。
クレジットカードで支払っている場合は、口座振替の割引額よりもポイント還元率の方がお得な可能性があるため注意してください。

省エネ仕様の電化製品を取り入れる

換気扇と同様、新しい電化製品は消費電力が少ない仕様になっていることから、電化製品の買い替えが節電につながることが多いです。
10年前の製品と現在の製品を比べた時、80%以上消費電力が抑えられる製品もあります。
特に照明となると、約86%の節電効果が期待できると言われており、中には1年で2万円近くの節約になったケースがあります。
初期費用はかかってしまうものの、長い目で見ると、古い電化製品を使い続けるよりも新しい製品に買い替える方がお得になるケースもあるでしょう。

窓周辺の断熱性を上げる

窓の断熱性を上げるには、サッシを樹脂製のものやトリプルガラスに変えるなどの方法があります。
しかし、賃貸ではサッシを変えることは難しいでしょう。
手軽に窓の断熱性を上げたい場合は、断熱カーテンを取り入れるのがおすすめです。
断熱カーテンは、熱が室内を出入りするのを防いでくれるため、冷暖房効率がアップし、節電につながります。
似たようなアイテムに遮熱カーテンがありますが、これは日差しの強い夏に大きな効果を発揮するため、冬には物足りなさを感じるかもしれません。
最近では断熱と遮熱、両方の効果を併せ持った特殊なカーテンも出てきているため、目的に合ったものを選べるよう、幅広くチェックしてみましょう。

電源やスイッチをつけっぱなしにしない

電化製品は、使用していなくてもプラグが挿さっているだけで電力が消費されてしまいます。
そのため、こまめにプラグを抜く・電源をオフするなどが節電につながるのです。
とはいえ、エアコンなどはプラグの抜き差しが頻繁に行われると不具合が起きる可能性があるため、電化製品によっては注意が必要です。
使っていない部屋の照明は消すといった簡単なことから始めてみてください。

ピークタイムには外出する

電気代が高くなる時間帯がある場合は、その時間を買い物などに使うのも電気代の節約につながります。
ピークタイムを知りたい場合は、契約内容を確認してみましょう。
夜から早朝まで安いもの、朝の時間帯が安いものなど、様々なプランを用意している電力会社もあります。
ライフスタイルは変わることもあるため、その都度プランの見直しをするのも大切です。

電力使用量を把握する

月々の電力使用量を把握し、世帯人数・季節などの平均と比較してみましょう。
電力使用量は、電気料金の検針票でチェックできます。
人数が多い世帯よりも使用量が多い場合は、節約できるところが多いかもしれません。
使用量が平均であれば、ご紹介した節電方法を実践し、どれくらいの効果が得られるのか試してみるのがおすすめです。

今回は、換気扇にかかる電気代や節電方法についてご紹介しました。
換気扇は基本的に消費電力が少ないため、電気代に大きな影響は与えません。
しかし、換気扇が古かったり汚れたまま使用したりしていると、消費電力が平均を上回ってしまう可能性があります。
換気扇の手入れをしっかりと行い、換気効率が下がらないようにしましょう。
また、換気扇以外でも節電できる箇所は多くあるため、できるだけたくさんの節約術を取り入れるのがおすすめです。
とはいえ、節電のことばかりを気にしていると快適な暮らしができなくなることもあるため、ストレスにならない程度に気を付けてみてください。