なぜ節約できない?「なんとなく」では貯蓄できません!

なんとなくだと、「ガマンしたくない」「やる気がおきない」「ついつい使ってしまう」などの理由で流されてしまい、貯めることができません。

節約できる、できないは、はっきりしたお金を貯める目的があるか、ないかで決まります。大切なのは、貯まる「仕組み」をつくることです。Mさんのやりたいこと、実現したいことのために、まずはいくらくらいの金額がいつまでに必要か考えてみましょう。

最低限必要な老後、教育資金は貯めていらっしゃるので貯蓄がゼロではありませんが、毎月お金をなんとなく使い切るという習慣ができてしまうと、いつまでも目標とされている「家族でのハワイ旅行」などまとまった金額が必要なレジャーは楽しむことが難しくなってしまいます。

お金を使いたい!と衝動的に思ったときも、使ったあとに満足できる支出か一旦立ち止まって考えてみるようにしましょう。

雑費の8万6,800円にも目を向けましょう。毎月いろんな臨時出費がでていくように感じていらっしゃるかもしれませんが、雑費が家計の中で大きな支出項目になっています。

雑費の支出が多くなると何にお金を使っているかわからなくなってしまい、無駄な支出か、必要な支出かわからず家計の管理が難しくなってしまいます。

中身を再度確認し、お小遣い、交際費にあたるものなのか、支出の目的を明確にし、再度予算を立ててみましょう。

(広告の後にも続きます)

冠婚葬祭や帰省など急な出費の賢い貯め方

冠婚葬祭、車検費用、帰省代など毎月の生活費とは別にまとまったお金が必要になることがあります。そのつど用意していると対応できず、家計が赤字になってしまうことも。まずは特別費の年間の予想額を書き出してみましょう。

特別費の例
●車関連 自動車税・車検代
●イベント関連 冠婚葬祭費用・出産祝・お中元・お歳暮

特別費は、貯蓄とは別に、特別費の口座を設けて残高が目にみえるかたちで管理していくと管理がラクになります。「特別費」は月々の家計とは別に貯めておくようにしましょう。