体の内側から髪の健康を意識
重ねて美容師さんに言われたのは「気にし過ぎるのも良くない」という話です。美しい髪を保つためには、体の内側から健康を意識することが大切。ストレスや不摂生が重なると、髪の健康状態も悪くなってしまうということでした。
「好き放題食べて飲んで、美容と健康が維持できていたのもこれまでか……」と、私は食生活の改善を決意します。とはいえ、大好きなお酒はすぐにはやめられません。その分、味噌汁やスープに野菜を取り入れ、毎日の食事でビタミンやミネラルを摂取できるよう心がけました。
さらに、「髪の健康にはたんぱく質が大切」と美容師さんから聞き、毎日飲み始めたのが豆乳です。植物性たんぱく質が豊富な大豆からできる豆乳は、もともと大好物。冷蔵庫に常備し、毎日飲んでいたコーヒーはソイラテにチェンジしました。
お風呂上がりは、美容師さんおすすめの育毛剤をシュッと頭皮にかけて、やさしくマッサージ。美容師さんによると、マッサージで頭皮をやわらかくすると血流が良くなり、抜け毛予防に効果的という話でした。
育毛剤はにおいが強いイメージだったのですが、美容室で購入したものは爽快感のほうが際立ちます。「育毛剤は自分よりずっと年齢が上の、男性が使うもの」と思っていたのですが、これなら違和感なく続けられそうです。薄毛の相談をするなんて少し恥ずかしかったのですが、40代の女性なら誰もが感じる変化だと言われ少し安心しました。
もちろん、今は白髪は見つけても抜いたりしません。「いざとなったらカラーリングできるから」という美容師さんの声に励まされ、白髪を意識し過ぎない生活を送るようになりました。
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まとめ
自分が白髪に悩むようになって気付いたのは、最近はあえて白髪を隠さず、そのままの姿で活躍する芸能人が多いということです。「グレイヘア」と呼ばれる髪色は、その人にしかない美しいカラーのようにも思えました。
「美容に一生懸命になるのもすてきだけど、これからは自分に起こる変化に柔軟に対応していく年代なのかも……」。最近はそんなふうに思いながら、頑張り過ぎない美容法を目指して日々を過ごしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
イラスト/サトウユカ
著者/SH(42歳)
大学2年生と高校2年生の息子の母。お酒と猫をこよなく愛するフリーライター。最近、ストロング系のお酒はキツくなり、元気においしく飲むために、そろそろ健康に気をつかわねばと思う日々。