2023年2月ころから半年の間に、8kgキロ太って出会った、新しい私の体験談です。当時は、加齢に伴う体重増加を受け入れられず、躍起になって減量を試みました。しかし、基礎代謝も落ち、体重は容易には落ちません。そんなある日、出会った1着のワンピースは、私に「今」を楽しむ希望をくれました。
お気に入りのワンピースが入らない!?
ある日曜日の朝、私は姿見の前でひとり奮闘していました。ワンピースのファスナーが上がらず、仕方なくリビングでくつろいでいる夫を呼びました。夫がファスナーに手をかけるとると、「ん? 違うよ、これワンピース小さいんやわ。ファスナーに肉、食い込むやん」と、言って夫は。「それに、鏡で見てみろよ。全身ぴちぴちやん。これ、あかんわ。ほかの着て行きー」と、夫は大爆笑しながらリビングに戻って行きました。
1年前はファスナーはスルッと上がっていたのに。私は、急いで体重を測りました。すると、人生で見たことのない64の数字が、体重計に示されていました。ショックを受けた私は、親友にそのことを話すと、「そんなに太っていないよ。それに年々代謝は落ちるし、体形も変わるよ。仕方ない、受け止めないとね」と返ってきました。
その日は、急激な体重増加と、お気に入りのサーモンピンクのワンピースが入らなかったことがあまりにショックで、せっかくの親友とのランチも上の空でした。
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ジム通いと食事制限をスタート
その翌日から、私はスポーツジムに毎日通い始めました。毎日30分間の有酸素運動と筋トレをおこない、お菓子は一切やめて、炭水化物を抜き、夜20時以降は食べないように。久しぶりの運動に体は筋肉痛で悲鳴を上げました。また、大好きなクッキーやチョコレートをやめたせいか、イライラすることが増えました。
そうして、3カ月。こんなに頑張っているのだから、きっと成果が出ているはずと思い、私は、恐る恐る体重計に乗りました。すると、なんと1kgしか減っていません。私はがく然としました。そんな私を見かねた夫が、体重より健康が一番、と言いました。