アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

インスリン注射を打った後、血液検査の結果を聞くために、この前駆け込んだ皮膚科へ行こうとしていたワフウフさん。しかし、「もう治ったから行かなくていい」と、母・あーちゃんは拒否。仕方がないので、ひとりで行こうとしたところ今度は「私も行く!」と言いだしたのですが、お手洗いに立ち寄ったかと思うと、そのまま帰路へ……。自分の言ったことを忘れてしまったようです。悪気がないのは十分理解しつつも、振り回されているワフウフさんはイラッとしてしまうのでした。

あの症状は何だったの…?

なくしたとばかり思っていた交通系ICカードが、定期券になっていたことを発見したワフウフさん。週1回しか通わないダンス教室のために、あーちゃんが自分で購入したようです。仕組みがよく理解できなくなっているのに、なぜか定期券は購入できてしまうというのも、困りものです……。そんな折、姉・なーにゃんから高齢者を狙った詐欺が流行していると聞いたワフウフさん。あーちゃんに注意するように伝えましたが、理解できているのかどうかは微妙なところ。もし詐欺の連絡が来たら、その連絡自体を忘れてくれることを願うばかりです。



ここ最近、あーちゃんはこの発言をよくするように。



こう言われて、姉もビックリ……。



説明しても、驚くだけ。



そして、ストレートな発言にモヤモヤしてしまうことも……。



でも「おかしくないよ」って否定してあげられないのも、つらいのです……。



ある付き添いの日。あーちゃんが薬の処方明細を持って来ていたので見てみると、そこにはあーちゃんの字でピロリ菌の薬を「もらってない!」と書かれていました……。えぇ……っ!?



じゃあ、おなかが真っ赤になったのはなぜ? 皮膚科で長時間待たされたのに忘れてしまったの……?



そういえば皮膚科でこう言われたけど、言葉通りよくわかっていなかったのかも……。

ここ最近のあーちゃんは、なぜか私たち姉妹が病院の付き添いができなくなったと思い込んでいる日が多くなっています。この前も、姉が病院に行くとビックリされてしまったそうで、なぜ付き添っているのかを説明すると「ウソッ!? 私、頭がおかしいの!?」と驚く始末。そのストレートな言い方にもモヤモヤしてしまうのですが、そこで「大丈夫、おかしくないよ!」と答えてあげられないのも、つらいところです。

そしてまたやってきたインスリン注射の日。あーちゃんが前回の薬の処方明細を持って来ていたので、よく見てみると……。そこに記載されてるピロリ菌の薬のところに、あーちゃんが書いたと思われる「もらってない!」というメモ書きを見つけてしまいました。

本当にもらっていないなら、おなかが真っ赤になったあの症状は何が原因だったの……? と、姉は脱力。しかも、そのアレルギー反応のせいで、飲み切らないと効果が出ないピロリ菌の薬を全部飲めていないので、ピロリ菌が除去できたのかどうかもわかりません。

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相変わらず、たった1度だけ通院に付き添えなかったときの印象が強く残っているようですが、付き添っている理由を何度も繰り返し説明するのも、ラクではないですね。そんなときに、さんざん振り回されたピロリ菌の薬を「もらってない!」というメモを見つけてしまうと、脱力してしまうのも納得です……。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室

著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。