ユリ


Tom Meaker/Shutterstock.com

日本にもヤマユリやテッポウユリなどが自生し、古くから親しまれてきたユリ。大輪で豪華な花を咲かせるものが多く、初夏から夏にかけての花壇の主役として活躍します。また、豪華な花は、切花にして室内に飾っても。花姿や草姿、花色のバリエーションも多く、香りも豊かな種類まで、さまざまに楽しむことができます。オレンジ色の花を咲かせるユリは、食用の百合根としても知られています。

ユリを栽培する際は、秋に出回る球根を水はけのよい土壌に植え付けます。球根を購入したら、乾燥しないように早めに植え付けましょう。品種により、日当たりを好むものと半日陰を好むものがあるので、それぞれに応じた場所で管理します。植えっぱなしで翌年も楽しめますが、数年に一度植え替えるとよいでしょう。

【DATA】
■ 学 名:Lilium
■ ユリ科
■ 多年草
■ 主な開花期:5月中旬~7月
■ 植え付け期:10~11月
■ 草 丈:50~200cm
■ 日 照:品種により異なる

(広告の後にも続きます)

エキナセア


mubus7/Shutterstock.com

丸いトゲトゲとした大きな花心から、細い花びらが広がるエキナセア。咲き進むにつれ花心が盛り上がり、花びらは徐々に下を向いてきて、ロケットのようなユニークな姿になります。暑い夏の庭でカラフルな花色を楽しめるエキナセアは、他の夏花と組み合わせても素敵なコンビネーションを作ってくれます。

エキナセアの育て方は、日当たりと水はけのよい場所に植え付け、水切れに気をつけること。それ以外はほとんど手を掛けなくても大丈夫。とても丈夫で寿命が長い宿根草です。次第に株が大きくなり、中心が蒸れることがあるので、生育が衰えるようであれば株分けや植え替えをしましょう。鉢植えの場合は根詰まりをしないよう1~2年ごとに植え替えます。

【DATA】
■ 学 名:Echinacea
■ キク科
■ 多年草
■ 開花期:6月中旬~8月
■ 植え付け期:4~5月、10月
■ 草 丈:30~100cm
■ 日 照:日向