私の義母は、自分がいらないものは惜しみなく捨てるか、または人にあげています。自分が好きなものだけに囲まれた生活がしたいというのはすてきな考えなのですが、欲しくないものを押しつけられるほうは「苦痛しかない」と感じたときのお話です。
義母なりの思いやり?
私と夫は結婚してから2人で新居に住み始めました。それまで2人とも1人暮らしをしていたので、まだ使える家電や家具は夫と相談して新居に置くものを決めました。そんなとき、義母が私たちの新居に遊びに来た際に、何となく部屋の中を見ているのが気になりましたが、そのときはあまり気にしないようにしました。
数日後、義母が小皿を何枚か持ってきて「これ、使ってちょうだい」と言いました。そのときはうれしかったので「ありがとうございます」と喜んで受け取りました。義母の思いやりに感謝さえしていました。
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断ると怒りだす義母
義母も私が喜んだのがうれしかったのか、その後も「扇風機なんだけど、まだ使えるから捨てるのがもったいなくて、息子に取りに来るように言ってちょうだい」という連絡が来るように。
そのときまではよかったのですが、食べ忘れていた数年前のお米も「食べない?」と言ってくるように……。「あまりに古いお米はちょっと……」とお断りすると、「食べないともったいないじゃないの! 私の好意を受け取らないの?」と怒りだして、私はびっくりしてしまいました。
結局、お米は受け取ることになってしまいましたが、そんなにもったいないと言うなら、なぜ義母が食べないのだろうと疑問が私の心に残りました。
後で夫から聞いて知ったことですが、義母は自分が欲しくて買ったものでも、気に入らないとすぐに手放す人で、誰かにあげるのは良いことだと信じているそう。だからか、「断られるのが理解できない」と、以前から言っていたようです。
さらに、「妻(私)は育ちがそれほど良さそうに見えないから、型落ちした扇風機や古い米でもありがたがるだろう」ともこっそり言っていたそうで、私は何でもかんでも受け取ってはいけないと決意しました。