若いころは食べ過ぎて一時的に体重が増えても、通常の生活に戻せば元通りになったり、ちょっと運動をすればすぐ痩せられたりしたのに、40代になると1kg落とすのが難しい。そんな悩みを持つ女性は多いのではないでしょうか。そこで、デスクワーク中など日常生活の中でもできる運動を、パーソナルトレーナーのShinさんに教えてもらいました。

監修/Shin先生
マッスルフォト成城学園前メイントレーナー。骨格診断アドバイザー。高校までサッカーに真剣に取り組んでいた経験からボディコンディショニングについて興味を持ち、大学在学中にトレーナーの仕事を開始。同時進行で女性誌のモデル業も始めるうち、骨格×ファッション×トレーニングに興味を持ち独学で勉強。俳優、モデル、アイドルなどのトレーニングのほか、読売テレビ「す・またん!」でダイエット企画を担当した経験も持つ。複数のトレーニングジムで経験を積んだ後、2023年春、マッスルフォトに参画。トレーナー歴8年。「結果を出すトレーナー」として定評がある。

簡単にできる「引き締め」「姿勢改善」の方法とは



ここでは、更年期女性の多くが抱えている体形の悩みを解決するために、「二の腕の引き締め」「ぽっこりおなかをすっきり」「姿勢改善」の3つの筋トレ法を紹介します。オフィスで椅子に座ったままでも、自宅でテレビを見ながらでもできるのでぜひ試してみてくださいね。

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「二の腕」を引き締める

【1】二の腕や背中の筋肉を鍛える「リバースプッシュアップ」



「リバースプッシュアップ」は、腕立て伏せを後ろ向きでおこなうような動作です。



①左右の手を椅子の前部分に置き、おしりを椅子から前方向にずらして「空気椅子」状態をつくります。左右の足の間隔は自然な位置で構いません。

②肘の角度を90度にするとおしりも低い位置になります。そこから腕の力を意識して体を持ち上げたり、下げたりします。

③10回~15回おこないます。慣れてきたら20回にチャレンジしてみましょう。

【2】二の腕の裏側の筋肉を鍛える「フレンチプレス」



「フレンチプレス」は、ダンベルを後ろ手に持って上に上げていく動作です。今回はダンベル替わりに500mlのペットボトルを2本使います。



①ペットボトルを左右の手に1本ずつ、ボトルの底が真上になるように持ち、曲げた肘が顔の横に来るようにします。胸を張って姿勢を正した状態で、ボトルの角度をそのままに真っすぐ上に持ち上げたり、下げたりします。



②ボトルを持ち上げる際は左右のボトルの高さが同じになるように、また、肘が前に行ったり横に開き過ぎたりしないことを心掛けましょう。

③10回~15回おこないます。慣れてきたら20回にチャレンジしてみましょう。