2階屋上のパーゴラ
モッコウバラのほか、鉢植えのバラが配された屋上庭園。
パティオから大理石の階段を上ると、そこは2階の屋上庭園。当時の設計図と写真を基に復元されたパーゴラにも、黄色と白色のモッコウバラが咲き誇る。
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庭から見たシガールームの外壁
当時の色タイルの発色を確認しながら、新たに焼き上げ、修復されたシガールームの外壁レリーフ。
庭に回り建物を眺めると、ひときわ目につくのが円筒状のシガールームの外壁。古陶器の色使いにおいては日本の第一人者といわれる小森忍氏の作品で装飾されたものだ。「生命の讃歌」がモチーフで、太陽、花、鳥の意匠が日差しを浴びて輝いている。1600個のパーツで構成されており、ほとんどが剥がれ落ちていたが、陶芸家夫妻の手によって約3年の歳月をかけて修復された。