マリメッコの「ウニッコ」柄が60周年。来日したクリエイティブ・ディレクター、レベッカ・ベイにインタビュー

フィンランド発デザインハウスのマリメッコが、ファッションイベント「Marimekko Day in Tokyo」を2024年5月17日(金)〜19日(日)の3日間、原宿の複合施設WITH HARAJUKUにて開催した。日本で初となるパブリックショーが行われたイベントの様子をリポートするとともに、来日したクリエイティブ・ディレクター、レベッカ・ベイのインタビューをお届けする。

「Marimekko Day in Tokyo」とは?

2024年は、マリメッコを代表するプリントデザインの一つである「ウニッコ」の誕生60周年を記念するメモリアルイヤー。1964年にプリントデザイナーのマイヤ・イソラが手がけた「ウニッコ」は花をモチーフにしたデザインで、当時のマリメッコとしては珍しい花柄だったという。発表されて以来様々なバージョンが生み出され続け、世界中で愛されている。


「Marimekko Day in Tokyo」の展示会場

そんな記念すべき一年を祝うために開催されたのが「Marimekko Day in Tokyo」。ヘルシンキでは毎年開催されているというパブリックショーをはじめ、WITH HARAJUKUの館内を「ウニッコ」がジャックしたり、フィンランドのおやつをイメージした限定アイスクリームショップをオープンするなど、マリメッコと「ウニッコ」の世界に浸れるイベントとなった。

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パブリックショーでは2024年春夏コレクションを披露

「Marimekko Day in Tokyo」のメインコンテンツとなったのは、5月18日(土)に開催されたパブリックショー。事前告知で知ったファンやたまたま通りかかった人など、業界人やセレブリティでなくとも誰でも見ることができ、マリメッコのアイテムに身を包んだ大勢のファンが会場に駆けつけた。

マリメッコは今年3月に楽天の支援を受けて「Rakuten Fashion Week TOKYO 2024 A/W by R Show」で2024年秋冬コレクションを発表しているが、今回のショーで着用されたのは現在店頭に並んでいる2024年春夏コレクションのアイテム。「実用主義とミニマリズム」をテーマに、フェミニンなシルエットとモダンで実用的なワークウェアのミックススタイルを30ルック披露した。

ショーのBGMは、クリエイティブ・ディレクターのレベッカ・ベイがかねてよりファンだという日本のバンドThe 5.6.7.8’sによる生演奏。アップテンポなロカビリーミュージックで、ハッピーでプレイフルなムードを盛り上げた。


生演奏を披露したガールズバンド「The 5.6.7.8’s」